- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Fri, 04 Jul 2025 08:22:06 +0900
- To: Yasuo Kida <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Cc: 浦山毅 <urara2116@gmail.com>
木田 様 みなさま 小林 敏 です. ラテン文字のボディの大きさというか,高さについて,ルール違反かもしれませんが,GitHubでは,ちょっと議論しにくいというか,それ以前の議論としてMLで話題にしてみませんか. 問題1 この文字の幅と高さをjlreq-dのドキュメントで和文とラテン文字を含めてなんと言うか A案 ボディ……現在書いているドキュメントで採用されている言い方 つまり,ボディとは,文字を正立させた場合の文字の左右の大きさ(幅)と上下の大きさ(高さ) B案 左右の幅…字幅(これは現在書いているドキュメントでも使っている) 上下の高さ…文字の高さ つまり,字幅とか文字の高さについて,いちいち言うのが煩わしいから,単にボディといってしまおうというのがA案.ただ,字幅という言い方も併用する. 問題2 文字の幅と高さ,特に“高さ”とは何か? 文字の幅…字面+左右のサイドベアリングということで,これはフォントのそれぞれの文字にデータが保持されている.jlreq-dのドキュメントでは字幅と言っている. 和文の文字の高さ…和文の場合,字面+上下の余白で,通常は字幅と同じである. ここまではよいが,問題はラテン文字ではどうなるか,これを議論したい.縦組を考えた場合,どうしても文字の高さを決めないといけないから. ラテン文字の高さとは 例1 活字の例 一般に字面+上下のサイドベアリング(と言っていいのかわからないが,いくらかの余白というか,字面とボディの間の斜面の大きさ) ただし,例外的にボディより字面がはみ出していた例もあった. 例2 アッセンダーとデッセンダーの距離 これは正しいのか? それしかデータはないのか. 例3 字面+左右のサイドベアリングでなく,字面+上下のサイドベアリング これは,横の発想を縦に流用したもの.これがあれば,大文字や小文字の長字や短字が混ざっても,縦組で,とりあえず字間に大きな乱れがない配置ができる.実際には,このようなデータはフォントは持っていない.ただ,これがあるといいよね,ということは言えるかもしれない. 例4 文字の高さは,文字サイズである.ただし,その文字サイズの中にアッセンダーの上のアキとデッセンダーの下のアキを同じにして配置する. つまり例1を言い直したもの.なお,この文字の高さのどこにベースライン,ミーンライン,キャップラインの位置をどこにするかについては,各フォントのデザインによる. 以上です.
Received on Thursday, 3 July 2025 23:25:09 UTC