Re: ラテン文字のボディの大きさ

津田 昭 様

 小林 敏 です.

ありがとうございます.たいへん参考になります.ところで,何点か,教えてください.

  津田 昭 / Akira Tsuda さんwrote

>>問題はラテン文字ではどうなるか
>
>弊社の筑紫明朝の文字gの各データ値は添付ファイルのようになります。
>プロポーショナル欧文がU+0067、全角欧文がU+FF47です。
>デザイン時に使用される仮想ボディが赤茶色の枠になります。
>弊社では、アセンダ880に設定されていますので、上から880の位置にベースラインが引かれます。

仮想ボディの値が“1000”となっていますが,これはあくまでデザインのためのデータか,それともフォントも,この値を持っているのか.

つまり,ボディの高さ(文字の高さ)の値について,各文字は持っており,文字を配置する際に,この値が参照できるのか,どうか,という問題です.

これは,U+0067もU+FF47も,同じですか?

>全角欧文にはVORGに701が設定されています。
>したがって、U+FF47の右側の図のように上から701の位置を原点として、グリフが描画されることで、縦書き時に、仮想ボディの真ん中にgが描画されます。

これはアプリケーションの問題かもしれませんが,縦組の場合,デフォルトでVORGがまず参照されるのでしょうか,それとも異体字かなにかで,選択が必要になるでしょうか?

>これに対して、プロポーショナル欧文のg(U+0067)の下部はデザイン時に設定する仮想ボディの外側にはみ出ており、VORGも未定義になっていますので、縦書き時にはVORGのdefaultVertOriginY=880が使用されます。つまり横書き時と同じ位置で描画されます。
>したがって、アプリケーション側で特別な処理を行わない限り、gの下部は次の文字に重なる可能性があります。
>
>Monotype 津田

Received on Monday, 7 July 2025 04:32:50 UTC