(コメントします)
既に書きましたが、横組にしか対応していない、いわゆる長体フォントにも有用性があるわけで、そのようなフォントを作ること、使うことは、何ら悪い事ではありません。この点で、木田さんと考えは同じです。
* その時に、システムが定義するフォントサイズ、は、現象から言うと組みの方向に依存していないように見えます。とすると、システムは、もしくは例えばInDesignは、常に縦方向の寸法をフォントサイズとして使っているのではないでしょうか?
文字の大きさと基本方形とを混同しておられるのではないでしょうか。
通常の用途では、文字の大きさは、縦も横も同一です。10 ptの長体フォントが横方向だけ7 ptになるわけではありません。
文字のサイズは、単純に x, y両方向に同じ値が適用される、縮小・拡大のスケーリング比率のことでしかありません。
文字の形状をもつグリフ情報の座標系において、全角が1,000 x 1,000ユニットであり、それを基準に文字がデザインされる場合、それを1/1,000したものを12倍するから12 ptの文字の大きさが得られるのです。
その場合、個別グリフの形がその1,000 x 1,000の幅よりも狭くても広くても、関係なく、同一の比率のスケーリングが適用されます。
他方で、個別グリフの形は、長体ならそのボディの幅は横組みでは狭くなります。だから、その仮想ボディから見た場合には、仮想ボディに直交する方向での寸法が文字サイズに等しくなる、と言っているのです。
山本