- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Thu, 12 Oct 2023 10:49:04 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
Taro Yamamoto 様 みなさま 小林 敏 です. いま,必要なことは,相対的に長さを示す基準が必要ということです.それがフォントに関係なく一般的に使用できるというのが,これまでの全角,それを使うフォントにより変わることがありえるというように変えようというのが,今回の変更. >フォントごとにデザイナーが設定することができるのが好ましいのです。 そのようなものの必要性は認めますが,それはどこに示されているのですか.具体的にこれというものがないと,ドキュメントの説明では,あいまいで使えない.つまり,これこれが長さの基準の元ですよ,ということが具体的に示されていなければ,読者は理解できない. それが示されない限り,ドキュメントでは使えない.ですから木田さんの相対化したということは,今回はあきらめるしかない.(現時点では,相対化した全角を使う必要性は少ない.もしあれば,定義した言葉を使用しないで説明すればよい.) Taro Yamamoto さんwrote >(赤字修正します) >(コメントします) > >これも既に述べたことなのですが、基本方形や基本方形幅は、具体的なフォント中のグリフの仮想ボディと必ずしも一致する必要はありません。組版上、スペーシング上、例えば句読点類や括弧類と他の文字が、お互いに衝突せずに良好なスペーシングが得られる基本方形を、フォントごとにデザイナーが設定することができるのが好ましいのです。もちろん、等幅の日本語長体フォントであれば、基本的な日本文字やそれに付随する句読点類や括弧類の仮想ボディは基本方形(またはそこから派生される半角などと)整合するでしょう。しかし、プロポーショナルフォントの場合は等幅ではないので、基本方形が具体的な個別グリフの仮想ボディと一致する必然性はありません。しかし、基本方形は、スペーシングにおいて参照される基準となる、まさに仮想的な仮想ボディとして有効に用いられるのだと理解します。 >なぜなら、プロポーショナルフォントにも、デザインに依存して、字幅が全体に広めのフォントもあれば、狭めのフォントもあるからです。 > >山本
Received on Thursday, 12 October 2023 01:49:47 UTC