- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 10 Oct 2023 16:06:10 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, 小林龍生 <tlk@kobysh.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田 様 小林 様 山本 様 みなさま 小林 敏 です. 小林龍生 さんwrote >> 以後の議論においては、この漢字や仮名を収める一意の幅と高さを持った方形を《基本方形》と呼ぶこととする。 基本的にいいと思いますが,“基本方形”は,ある特定の文字のセット(フォント)ごとに定義されているという山本さんの意見を意味に含めた方がよい.もうひとつの問題は,JLReqでは,すでに,ここで説明されている意味で“文字の外枠”という定義された用語があるので,その意味では,すこし説明を変えないといけない. >> また、基本方形の字送り方向の長さを、基本方形幅(ほうけいばば)と呼ぶ。 木田泰夫 さんwrote >キモはこの二行ですね。 定義が2つになるのも,できれば避けたい. そこで,思いついたが,“ベース全角”という用語です.厳密にするために,ここでは定義された用語で記します.(“全角”といいたいという山本さんに意向にすこし従うが,別用語にした.) “ベース全角”は文字のセット(フォント)に定義されている文字の外枠のサイズで,“ベース全角”の行送り方向のサイズは文字サイズとなり,“ベース全角”の字詰め方向のサイズは,定義された大きさとなる.一般に“ベース全角”の字詰め方向のサイズは文字サイズと同じになるが,異なる場合もある. その定義された文字のセット(フォント)を使用する場合,二分,四分(全角は除く)は,定義された“ベース全角”の字詰め方向のサイズが基準となる.(もし全角下ガリといいたいときは,“ベース全角”下ガリといえばよい. 小林龍生 さんwrote >> 通常、方形幅はフォントサイズと同一であるが、文全体に変形が加えられた場合、フォントサイズと一致しない場合もあり得る。 “文全体に変形”に意味は不明,ただし,フォントサイズと一致しない,という説明でよい. 木田泰夫 さんwrote >フォントサイズは文字の縦方向が基準なので、縦書きなら基本方形幅に一致しますが、横書きなら基本方形の字送り方向とは直角方向の長さではありませんか? フォントサイズは文字の縦方向が基準ではない.縦組の場合は,文字の左右サイズ,横組では,文字の天地サイズ.ですので,字送り方向(定義された用語は字詰め方向)は,ここでいう“方形幅”でよい. 小林龍生 さんwrote >> また、いわゆる斜体(スラント)が施された場合も、基本方形概念を拡張することが可能である。 木田泰夫 さんwrote >文字の変形は、タイポグラフィ的に望ましいわけではなく、またその方法は、変形をせずに並べた結果の座標変換と考えることができるので、特にjlreq-dで扱う必要はないかと思います。(斜体の場合、変形した部分とそうでない部分の境界をどうするかという問題はありますが、それも含めて特に扱う必要はないかと) 文字の変形は,私も扱わなくてよいと思う.ましてや斜体(スラント)は例外的処理で,その説明に時間をとる必要はないと思います.
Received on Tuesday, 10 October 2023 07:08:43 UTC