- From: 小林龍生 <tlk@kobysh.com>
- Date: Fri, 3 Sep 2021 10:18:33 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: 木田泰夫 <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Received on Friday, 3 September 2021 01:18:58 UTC
敏さま、みなさま、 小林龍生です。 「びっくりした〜」的な表記は、たぶん、マンガの吹き出しに写植(ネームと言っていました)を貼って、1ページ分の凸版やオフセットのために、写真取りをして製版していたのが、一般の印刷物にも波及していったのではないか、と。 転んで、石に頭をぶつけたときとかの「◎△×?‼〜」とか。マンガ家が鉛筆で書き込んだネーム(大抵は、原稿にペン入れする前に)を、編集者がコピーして、写植屋さんにバラ打ちしておいてもらって、原稿が完成したら貼り込んでもらう。 このバラ打ちの時に、オペレーターが適当な(形が似ている)写植を文字盤から拾ってきていたわけで。 40年も前の、ドラエモン時代の話。 2021年9月3日(金) 9:54 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: > 小林龍生 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 小林龍生 さんwrote > > >木田さま、 > >小林龍生です。 > > > >まあ、WaveDash と > >FullWidthTildeとの混乱も問題もありますが(というか、この混乱そのものがもう落 > >ち着いているかどうかも含めて)、今回狙っているのは、記号類にも文脈によるセマ > >ンティックス(意味的機能)があって、形が同じ(似ている)というだけで、何でも > >かんでも使えばいいってものではない、というメッセージなのです。 > >というか、現今の記号類の混乱は、JIS X > >2028をUnicodeにマッピングしたときの、まさに、このような無定見な対応付けをやっ > >てしまったことにも原因はあるわけで。 > > > >理想論から言えば、「ああ、びっくりした〜」というのは、「ああ、ビックリし > >たー」の変形で、「ああ、びっくりした > >〰」含めて、みんな長音記号のVSであつかえたらなあ、みたいな。 > > でも,“〜”は,用法がいくつかあり,ちょっと無理では. > > > “ビックリしたー”は,現代仮名遣いでは,“ビックリしたあ”となり,“ー”は使えない,そこで,“〜”が考えられたのかな.(現代仮名遣いでは,ア列の長音は,ア列の仮名に“あ”を添える.例:“おかあさん”) > > それにしても“びっくりした〜”は,朝日新聞では,特に読者の投稿では,よく見掛けます. > たしかに,“びっくりしたーーー”というよりは,“びっくりした〜〜〜”の方が雰囲気はでるかもしれない. >
Received on Friday, 3 September 2021 01:18:58 UTC