Re: 落語ネタ:長音記号と〜

敏さま、みなさま、
小林龍生です。

「びっくりした〜」的な表記は、たぶん、マンガの吹き出しに写植(ネームと言っていました)を貼って、1ページ分の凸版やオフセットのために、写真取りをして製版していたのが、一般の印刷物にも波及していったのではないか、と。
転んで、石に頭をぶつけたときとかの「◎△×?‼〜」とか。マンガ家が鉛筆で書き込んだネーム(大抵は、原稿にペン入れする前に)を、編集者がコピーして、写植屋さんにバラ打ちしておいてもらって、原稿が完成したら貼り込んでもらう。
このバラ打ちの時に、オペレーターが適当な(形が似ている)写植を文字盤から拾ってきていたわけで。
40年も前の、ドラエモン時代の話。

2021年9月3日(金) 9:54 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>:

> 小林龍生 様
> みなさま
>
> 小林 敏 です.
>
>   小林龍生 さんwrote
>
> >木田さま、
> >小林龍生です。
> >
> >まあ、WaveDash と
> >FullWidthTildeとの混乱も問題もありますが(というか、この混乱そのものがもう落
> >ち着いているかどうかも含めて)、今回狙っているのは、記号類にも文脈によるセマ
> >ンティックス(意味的機能)があって、形が同じ(似ている)というだけで、何でも
> >かんでも使えばいいってものではない、というメッセージなのです。
> >というか、現今の記号類の混乱は、JIS X
> >2028をUnicodeにマッピングしたときの、まさに、このような無定見な対応付けをやっ
> >てしまったことにも原因はあるわけで。
> >
> >理想論から言えば、「ああ、びっくりした〜」というのは、「ああ、ビックリし
> >たー」の変形で、「ああ、びっくりした
> >〰」含めて、みんな長音記号のVSであつかえたらなあ、みたいな。
>
> でも,“〜”は,用法がいくつかあり,ちょっと無理では.
>
>
> “ビックリしたー”は,現代仮名遣いでは,“ビックリしたあ”となり,“ー”は使えない,そこで,“〜”が考えられたのかな.(現代仮名遣いでは,ア列の長音は,ア列の仮名に“あ”を添える.例:“おかあさん”)
>
> それにしても“びっくりした〜”は,朝日新聞では,特に読者の投稿では,よく見掛けます.
> たしかに,“びっくりしたーーー”というよりは,“びっくりした〜〜〜”の方が雰囲気はでるかもしれない.
>

Received on Friday, 3 September 2021 01:18:58 UTC