- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Wed, 21 Oct 2020 09:55:14 +0900
- To: "KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given)" <tlk@kobysh.com>
- Cc: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-Id: <492D1DE2-A530-4B7F-AE58-8FFD82991685@mac.com>
小林さん、敏先生、 うーん、と考えたのですが、この問題はほぼ書記技術・スタイルの問題であって、JLReq で、こうすべき、とは言いにくくありませんかね。少し腰が引けてしまいます。通常どうする、みたいな表現でお茶を濁すか、それとももう少し踏み込んで書きます? 適切な塩梅はどのあたりでしょう? 重要なことなので議論したいですよね。 確かに半角方向に振った数字が欲しいことあります。モノスペースが欲しいわけではなくて、バタ臭さをなくすため、かな。そう言う意味では私の場合は従属数字でいいのかも。 > ・日本語文脈の中でのアルファベットの扱いを再度確認(全角欧文?)⇒それ以外は、欧文組版だよね これは JLReq のカバー範囲の問題なので、洗い出しをしましょう。 木田 > 2020/10/21 8:54、KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given) <tlk@kobysh.com>のメール: > > > 敏さま、 > 龍生です。 > > 打てば響く。 > > ぼくの頭の中では、欧文組版の中に、モノスペースの数字が欲しいために(和文の)半角数字を入れている例が浮かんでいたようです。何だか、美しくねえなあ、と。 > 考えてみれば、縦組みの新聞のスポーツ欄などで、 (Natじゃあないけれど) 半角漢数字を二文字ずつだかパーレンと組み合わせたりして、全角一文字に鋳込んだ例もあったやに聞いた記憶があります。和文文脈の中での全角、半角意識の強さを改めて思い知らされます。 > 要は和文文脈の中での半角数字と欧文文脈の中でのモノスペースの数字を、きちんと意識して使い分けることが大切だ、ということなのでしょうね。 > > 2020年10月20日(火) 18:22 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: >> 小林龍生 様 >> 木田 様 >> みなさま >> >> 小林 敏 です. >> >> 以下の事項について,すこしだけコメントしておきます. >> >> モノスペースのアラビア数字 >> >> 活字組版の時代は,アラビア数字を和文と混植する場合,本文についていうと, >> そこに使用する欧文書体のアラビア数字の字幅は,一般に半角でした.モノス >> ペースということだけでなく,幅が二分だったのです.アラビア数字が奇数桁の >> 場合,前後を四分アキにしても,行長に半端がでなかったという点が考慮されて >> いたものと思わます.和文と合う,二分の字幅の数字を設計されていたというこ >> とでもあります.本文の組版では,そうした書体を選択していたということでも >> あります. >> >> その証拠に,本日(20日)に参考にお送りした“欧字の字幅_2.pdf”を見てもら >> うと分かると思います.少なくとも,9ポ,9.5ポ,10ポ,12ポは,字幅の基準は, >> 文字サイズと同じであり,アラビア数字は,1/18の9倍となっていますから,ア >> ラビア数字の字幅は二分です. >> >> さらに,DTPでいうと,OTFでは,異体として二分幅の字形をもっている例があり >> ます.上記の理由から,これを選べばよいのですが,私がよく使うフォントは, >> 設計がよくなく,二分幅の字形は,和文とのバランスがよくないので,いつも, >> どうしたもんだろうと悩んでいます. >> >> 何がいいたいかといえば,和文と混植する本文用の欧文フォトは,アラビア数字 >> 以外は,字形に応じた字幅をもつとともに,アラビア数字は和文とマッチする字 >> 幅として二分のフォントを作ってほしいな(そうしたフォントはあることはあ >> る),それをどこかで示してほしいな,ということです. >> >> 全角以外は,欧文組版 >> >> 縦組中にAやaといったラテン文字が1文字入るときや,OECDなどといった場合, >> 一般に全角の欧字を用いて,正常な向きにしています(その前後はベタ組で,空 >> ける必要はない).そうすると,横向きにするラテン文字と字形が微妙に異なる >> ので,プロポーショナルのラテン文字を使用して,縦向きに変えて組版する方法 >> があります.それはそれでよいのですが,この場合,そのラテン文字が欧文文字 >> と認識され,その前後が四分アキになる例が,市販されている本でも最近,それ >> なりに目にします.ちょっと気になる事例です. >> >> 以上です. >> >> "KOBAYASHI Tatsuo(FAMILY Given)" さんwrote >> >> >木田さま、敏さま、 >> >小林龍生です。 >> > >> >次回ミーティングのための球出し。 >> > >> >・日本語文脈の中でのアルファベットの扱いを再度確認(全角欧文?)⇒それ以外は、 >> >欧文組版だよね >> >・半角アルファベットや半角数字が使われる局面の一つに、モノスペースの(桁がそ >> >ろう)フォント代わりの使われ方があるのではないか⇒通常の欧文フォントからモノ >> >スペースのものを選べばいいんでねえの >> > >> > >> >-- >> >KOBAYASHI Tatsuo(小林龍生) >> >homepage) http://kobysh.com/ <http://www.kobysh.com/tlk/> >> >> ―――――――――――――――――― >> 小林 敏(toshi) 2020年10月20日 >> e-mail: binn@k.email.ne.jp >> ―――――――――――――――――― >> > > > -- > KOBAYASHI Tatsuo(小林龍生) > homepage) http://kobysh.com/
Received on Wednesday, 21 October 2020 00:55:31 UTC