- From: Satoru Takagi <sa-takagi@kddi.com>
- Date: Thu, 29 Jan 2009 11:18:02 +0900
- To: W3C SVG IG Japan <public-svg-ig-jp@w3.org>
藤沢さま 高木です。仰るとおりで、私も同感です。 もう8年ほど前になりますが、SVG1.1の標準化のときに。私のほうではご提示い ただいたようなSVG自身の要素として規定しようという提案をしていたと思いま す。その後W3CのSVG WGで討議され、現在の仕様になった経緯があります。 > http://www.w3.org/TR/SVGTiny12/coords.html#GeographicCoordinates 定かではありませんが、地図に特化される地理座標はSVGの主題であるグラ フィックスから外れているのでメタデータとして扱う。メタデータに関しては SVGのWGでは独自の取り決めを行うことは好ましくないので、既存の語彙や規定 をRDF/XMLを用いて記述するのが好ましい。というのが、討議の概ねの経緯だっ たかと思います。 が、当時と今ではWebにおける地図・Location Based Servicesに対する位置付 け、ひいてはSVGにおけるその位置付けが随分変わってきたと思います。Webにお けるポータルベンダー毎の地図サービスの囲い込みと、それに伴う位置情報コン テンツの分断・連携性の低下状況を見ても、W3Cが地図仕様により深くコミット すべきだと(これは私自身はSVG1.1の標準化時から)思っています。従って、個 人的にはSVG自身でその記法を決めて良いかと思います。 また、そのときに >The definition must be conformant to the XML grammar described in GML... という一文を継承するなら、(ネームスペースは使われてしまいますが) #xmlns:gml="http://www.opengis.net/gml の上で、 <geocordinate gml:SRSName="http://purl.org/crs/84" transform="matrix(15.3631,0.0,0.0,-18.6994,-1889.2916,849.9202)"/> といった記法でしょうか。 FUJISAWA Jun さんは書きました: > 藤沢です。 > > 座標参照系の記述にはRDFやCRSを利用していて行儀が良い反面、記述が面倒で複 > 数名前空間の処理が複雑になるという短所があります。 > > <metadata> > <rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" > xmlns:crs="http://opengis.org/xmldtds/transformations.dtd" > xmlns:svg="http://www.w3.org/2000/svg"> > <rdf:Description> > <crs:CoordinateReferenceSystem > rdf:resource="http://purl.org/crs/84" > svg:transform="matrix(15.3631,0.0,0.0,-18.6994,-1889.2916,849.9202)"/> > </rdf:Description> > </rdf:RDF> > </metadata> > > SVG MapをSVGの拡張仕様モジュールと位置付けるのであれば、SVG名前空間の中 > で記述仕様を定義することができるので、新しい要素・属性を導入して記述をもっ > とシンプルにした方がメリットが大きいかもしれません。 > > <geocordinate system="http://purl.org/crs/84" > transform="matrix(15.3631,0.0,0.0,-18.6994,-1889.2916,849.9202)"/> > -- -- 高木 悟(Satoru Takagi) KDDI株式会社 コア技術統括本部 ネットワーク技術本部 技術戦略部 企画調査G Email:sa-takagi@kddi.com この電子メール及び添付書類は名宛人のための秘密情報を含んで います。名宛人以外の方が受信された場合は、お手数をお掛けい たしますが、破棄をお願いいたします。
Received on Thursday, 29 January 2009 02:23:30 UTC