- From: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>
- Date: Thu, 9 Oct 2025 07:32:35 +0000
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, "Atsushi Shimono (W3C Team)" <atsushi@w3.org>, "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
またコメントします。 > 位置を揃える場合は,縦中横の文字サイズが基準になるというよりは,前後に配置する文字(その段落で指定された文字サイズとその配置位置)が基準になるという考え方もある.その基準となる文字の左右中央に配置する.つまり行の中央にする方法です.中央に配置する場合は,上の説明と同じになるので,どちらでもいいように思う. 前後の文字のボディサイズは、前と後の二つあるので、前後の文字を基準にすると、揃え位置の可能性が増えてしまいます。前後の文字が縦中横よりも小さい場合に、前後の文字に合わせることに必然性があるかどうかも疑わしいと思います。 そして、縦中横の文字サイズを変えることで、縦中横の文字のボディのサイズが変わってくると、そもそも、前後の文字のボディとの整合性は(大きさだけでなく位置も)とれなくなります。 そのように考えると、そもそも縦中横に含まれる文字のボディのサイズが、字の高さ方向(縦組みで上下方向)で、前後の文字と異なるような縦中横には無理があるということだと考えます。 > ただ,左右に寄せる処理は,まだ,記述していないが,追記した方がよいように思います.その例は,繰り返しますが,聖書の節番号です.この場合,節番号の文字サイズは小さくし,この節番号の末尾を縦中横の前後の文字の右端にそろえて配置している.この場合,縦中横の文字列の先端又は末尾は,縦中横の前後の文字の左端または右端となる. 聖書の場合は、縦中横の文字サイズを小さくするのではなく、聖書用に高さの低い三分数字フォントを用いるのが、ボディの一貫性と希望する文字の見掛け上の大きさの両方を獲得できる最適解だと思います。 そうしないと、組版段階で、特殊な用途の特殊な要求に合わせるために、縦中横の文字に対して、拡大縮小や位置のシフトなど、複雑な対応を行わなくてはならなくなることを危惧します。 山本太郎
Received on Thursday, 9 October 2025 07:32:46 UTC