Re: 3章と4章(ルビ)のドラフト

敏先生、山本さん、

3.3.3.4に反応しましたが、私がお送りした1,2,3の例は実際には「3.3.1 漢字や仮名等の字間処理の種類」「3.3.2 字形に応じた詰め組の基本的な処理」あたりの内容ですね。3.3.1のc/dあたりに該当します。ただ、jlreq-dの第3章以降はノウハウのではないので、まずどのような要件・要求があるかを説明するのが重要かと思います。その要求を達成するために何を行うか、その達成方法が詰め組みだったり、プロポーショナルやカーニングだったりするのだと思います。

その意味で、詰め組みやプロポーショナルな文字配置はどのような要求に応えるためにあるのでしょう? 私の理解は下の二つですが、これで正しいでしょうか?

1. サイズによる空きの調整:フォントが意図しているサイズ範囲を超えたサイズで使用すると、字間が開きすぎに見える。またより小さいサイズで使う場合にはより大きな字間が必要。これを補正するため。

2. グレートーンを揃えるため:読みやすさを重視すると、全角進行のリズムが重要になるが(ほんと?)、フォントによっては特に仮名部分の字間の大きさは不均一となることがある。字間を視覚的に均一にしグレートーンを揃えるために行う

その方法として、下のような方法がある。

>>>> 1. プロポーショナルな文字幅で作られたフォントを用いる
>>>> 2. 全角幅が基本であるフォントにおいて、プロポーショナルに作られた代替グリフを使う機能をスタイルで指定する(pwid, pknaのこと)
>>>> 3.全角幅が基本であるフォントにおいて、全角幅で作られたグリフに対し、文字ごとにボディの横幅を文字間の空間が均等になるように調整する機能を使う(paltのこと)


大抵のCFF OpenTypeの日本語フォントでは、paltで全角グリフはそのままにプロポーショナル幅にする方法と(3.3.1 d)、pwid/pknaでプロポーショナルなグリフにする方法、また書いていませんが、均一の詰めを適用する方法(3.3.1 c)があります。これら複数の方法がある理由はなんでしょう。目的の差があるんでしょうか?

木田

> 2024/07/06 16:10、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
>  木田泰夫 さんwrote
> 
> 3.3.3.4は,山本さんの写植の経験があることにより,あのような説明になっているし,山本さんのOpenTypeの説明で,いつも出てくる話です.私は,以下でよいと思っているが,9日(火)に話題にしましょう.
> 
> もうひとつ,以下の内容に近いことは別項にも書いてある.別項との調整はまだしていない段階で,火曜日に間に合わせるために掲載した.それとの合併を含めて,調整が必要です.
> 
>> 3.3.3.4ですが下のようでは不十分でしょうか? 少し言葉足らずなので、もう少し膨
>> らませたり、言い方を工夫する必要がありますが、内容としてこれでほぼ必要十分か
>> と思います。
>> 
>>> 
>>> 3.3.3.4 日本語組版におけるプロポーショナルな文字配置
> 
>>> 日本語フォントでプロポーショナルな文字配置を行う目的は云々……。
>>> 
>>> プロポーショナルな文字配置を行うにはいくつかの方法がある:
>>> 
>>> 1. プロポーショナルな文字幅で作られたフォントを用いる
>>> 2. 全角幅が基本であるフォントにおいて、プロポーショナルに作られた代替グリフを使う機能をスタイルで指定する(pwid, pknaのこと)
>>> 3.全角幅が基本であるフォントにおいて、全角幅で作られたグリフに対し、文字ごとにボディの横幅を文字間の空間が均等になるように調整する機能を使う(paltのこと)
>>> 
>>> 日本語において、文字間の空間が不均一になる傾向のあるのは仮名であり、漢字は数が多いこともあり、1, 2, 3 とも、仮名のみを対象としている場合が多い。
>> 
>> この節において、歴史的な実装を説明することで、よりわかりやすくなる要素を思いつかなかったのですが、もしあれば、必要な範囲について背景を説明するのが良いかと思います。
>> 
>> いかがでしょうか?
>> 
>> 木田
> 

Received on Sunday, 7 July 2024 02:13:23 UTC