RE: 3章と4章(ルビ)のドラフト

コメントいただきありがとうございます。

> jlreq-d全体として"詰め組"というのをプロポーショナルな文脈で出した場合に、
> 喰い詰め位までのも頭に出てくる読者がいる気もするので、仮名の両側のアキを均
> 等にする詰め組のため、とか入れてもいいのかなとはふと。。

(主に)仮名を詰めるのは、仮名の文字図形の両側のアキを視覚的に均等に見えるようにするのが目的です。あくまで「視覚的」であって、両側のアキの実寸法を等しくするわけではありません。その点を示せば、この目的について述べることは良いと思います。

>> 字送りを変更することになる.そこで,"詰め組"の作業効率の向上を図る目的で,
>> 特定の書体デザインのそれぞれについて,各仮名文字の字形に応じた固有の字幅

> "特定の書体デザインのそれぞれ"というのが(元の文にもありますが)意味不明
>な感じがしました。「"プロポーショナルな詰め組"に利用される」特定の書体、な
>のかなとは思いますが、ターゲットの記載なく単に"特定の"という修飾語を付ける
>ことに意味はあるのでしょうか。
># もっとも、「"プロポーショナルな詰め組"に利用される」(うちのよく利用され
>る)特定の書体、なのかもですけれど・・・

「"プロポーショナルな詰め組"に利用される」ということは、ここでの「特定の」といっていることとは関係ありません。
「"プロポーショナルな詰め組"に利用される」ことによって書体が特定されるわけではないのです。
どんな書体デザインであっても、それぞれの書体デザインについて、という意味です。(つまり、それぞれの個別の書体デザインごとに設定される必要があるということが意図されます)。

これをそのまま使うと、以下のように書き換えられます。

「字送りを変更することになる.そこで,"詰め組"の作業効率の向上を図る目的で,
 それぞれの書体デザインについて,各仮名文字の字形に応じた固有の字幅」

>> (プロポーショナルの字幅)で配置できる仮名詰め専用文字盤が作られるようになっ

> 詰め組用の仮名文字盤?

たしかに仮名書体の場合には「仮名文字盤」があるのですが、これで分かりやすくなったかというと、ちとハテナな感が。

「"詰め組"用の仮名を収容した専用文字盤」

では?

> ここ、山本さんの元の文章がひじょーーーうに難解なのでいまいち自信がないので
すが、文章の意味が変わってません?
> ネガティブ像はマージンなしの状態でプロポーショナルで配置される仮想ボディの
左側が開始位置にぴったりくっつく配置の文字盤ですよね?(という理解をしてまし
た)

プロポーショナルの仮名の文字図形を囲む最小の矩形(BBOX)の左側にLSB が、右側にRSB(サイドベアリング)のマージンを付加した全幅がプロポーショナルの字幅となります。それがプロポーショナルの仮想ボディを設定します。多くの場合、そのさらに外側に全角の仮想ボディがきます。

山本
 

Received on Friday, 5 July 2024 22:37:39 UTC