- From: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>
- Date: Tue, 7 May 2024 00:17:39 +0000
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- CC: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Received on Tuesday, 7 May 2024 00:17:46 UTC
木田さん * 組版:書体を選ぶ、いわゆる行組版のルール、行長、行間くらいまで。行長行間は、テキストの読みやすさという観点であくまでもテキストが視点。それ以上の単位、例えばパラグラフスタイルは含まれない。テキストレイアウトと重なりはあるが、文字から行を組み立てゆく部分。 これは違うと思います。単独であれ複数であれ、パラグラフも含めて、活字を用いて版または版の構成要素を組むのが、組版なので、行の構成の部分だけを切り取ることはできないと思います。 * (テキスト)レイアウト:ジャスティフィケーションするかしないか、行長や行間、パラグラフのスタイル、など。行長行間は空間の中にテキストの四角がどのように配置されるかが視点。組版と比較して、俯瞰して面の中のテキストを見た時の様子を対象とする感じ。 これらは、すべて組版(typesettingまたはtext composition)の範疇に入ると思います。 そうではなくて、組まれたテキストをどう与えられた空間に(印刷の場合はページまたは見開きに)配置するかがレイアウトなのではないですか? * 例えば、「リフローを起こすのは、環境に合わせて柔軟なレイアウトがなされるから」が比較的しっくり来るのは、行の中身ではなくて、行の空間への配置的な視点がそこにあるから。 これについては、前のメールに書きました。そちらを参照ください。 * (テキスト)と括弧書きにしたのは、多くのコンテキストで省略して単にレイアウトって書くだろうな、と。 これも止した方が良いと思います。その理由も前のメールに書きました。 * さて、そう理解した場合、一つの大きな課題が。ではさてjlreq-dの日本語タイトルはどうあるべきでしょう? 一言で言ってこれは何を書いている文書でしょう? 英語では text layout と言い、日本語で「組版処理」と言うのは、上の理解の元ではちょっと気持ちが悪いですよね。今すぐ決める必要はないですが、課題として考え続けましょう。 頭に浮かんだのは、Requirements and Guidelines for Japanese TypesettingやRequirements and Guidelines for Japanese Text Compositionですが、英語としてどんなものでしょうか? 山本
Received on Tuesday, 7 May 2024 00:17:46 UTC