- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Fri, 27 Oct 2023 08:04:48 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: Koji Ishii <kojii@chromium.org>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田泰夫 様 小林 敏 です. 木田泰夫 さんwrote >現在、括弧類の外枠は二分に限定されていますが、この幅ももっと柔軟であっても良いということですね。括弧類の幅とアキの柔軟性を許した時、組版規則はどう書き換えられるんでしょうね。 文字の外枠の大きさは二分でいいかと思います.その二分の外枠の中にどうデザインするかということです.その形により,次はアキをどうするかとなります.昔の活字組版時代のパーレン(字幅は二分)ですが,円弧の深さは,今のものよりずっと深い. むかし,二分台三分パーレンというものがあった.ボディは二分で,そこに字幅三分の字形のパーレンを鋳込んだのです.これをパーレンの前後をベタにした使ったのです.パーレンの前後はベタですが,微妙にアキがあった. 最近のパーレンは,こに字幅三分の字形の円弧の深さと同じくらい. 全角ベタ組が前提だと,約物を字幅を全角としないと,行の調整処理が出るので,変えるのは簡単でない.ところがプロポーショナルなフォントを使えば,そこはかなり自由にできる.たぶん,私の見るところ,字形にもよるが,アキは,かぎ括弧の前後は四分くらい,パーレンは,それよりやや詰めた方がよいので,六分か八分くらいかな. そのことを第一に考えるのは,フォントのデザイナー,デザイナーがまず最適なアキを考え,それを約物に字幅の値として設定する.ですので組版ルールはあまり関係しない.で,たぶん,多くの人は,デザイナーの最適値で満足するというか,あまり考えない.何人かの人が,デザイナーの最適値で満足しない.その満足しない人のために,何らかの手段が提供されていればよい.InDesignでは,そうしたことが可能です.
Received on Thursday, 26 October 2023 23:45:15 UTC