- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Fri, 27 Oct 2023 08:07:07 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田泰夫 様 小林 敏 です. 木田泰夫 さんwrote >主に興味なのですが、書籍で括弧の二分空きを好まれる理由はどんなところにあるのでしょう? 段落最初の行頭のアキが、それが会話で始まるか、地の文かで違ってくるのは、私は単に作業効率をきっかけとする慣習かと想像していました。そうでなくて、そちらの方がより良いと考える理由が私には理解できていなくて、石井さんなら分析してくださるかなと。 “書籍で括弧の二分空きを好まれる”って,段落先頭二分上ガリ,折返し先頭天付きのことですか? 私にいわせれば,理由なんてない,ということです.ただ,習慣でそうしているだけ,というのは言い過ぎだが,その傾向はあると思う. 活版時代の行の調整処理を避けるというための,段落先頭二分上ガリ,折返し先頭天付きというのは,木田さんが見れば,たぶん下がりすぎでしょう.ですので,最近の書籍では,段落先頭二分上ガリ,折返し先頭天付きは,ほとんどみかけません.ただ,一般のドキュメントにはあり,これでいいと思っている気配がある. そこで,どこまで上げるか.段落先頭全角上ガリ,折返し先頭天付きは,段落先頭行でも,折返し行での行の調整処理が発生する.そこで,段落先頭は二分下ガリにする.これだと,会話文などでは,段落かどうかはあまり関係ないから,行頭から始まっていてよさそうだ,と考えた(私の推測).こうなると,折返し先頭天付きとなる. ここまではいいのですが,いったん段落先頭全角上ガリ,折返し先頭天付きと決めると,小説以外の出版物にも全部適用され,それが普通となった.それが今も続いているだけ.というのが,少し悪意のこもった私の推測です.
Received on Thursday, 26 October 2023 23:45:15 UTC