Re: 箇条書きの行頭

Koji Ishii 様

 小林 敏 です.

  Koji Ishii さんwrote

>そして、ご説明で、敏先生のおっしゃりたいこともわかりました。記号・番号との間にアキがあるかどうかで望ましいスタイルが変わる、ということですね。ありがとうございます。英語議論の方もアップデートしました。

1点,いいわすれ.箇条書きでは,番号の後ろに句読点を入れる方法が多い.これはパーレンを使った3番目の問題と同じです.

>一つ気になったので質問ですが、記号・番号との間にアキなしの場合、本文部分だけ見れば「二分下がり」になると理解しました。この箇条書きの本文が二行になり、二行目の先頭に開き括弧がある場合、これを天付きにすると、ふたつの開き括弧は二分ずれることになります。これは大丈夫なのでしょうか?
>書籍ではそれほど鉤括弧を多用しないので、例外ケースかもしれませんが、もしご知見ございましたら共有いただけるとありがたいです。

差がついても,それでいいと思う.先頭行は記号と括弧がアキが問題であり,2行目の行頭は,行頭の扱いとして見るので.

箇条書きとは異なりますが,行頭の括弧の面白い例がありますので,添付します.このように3つが重なった例はめったに見ないが,2つが重なった例は多い.つまり,段落先頭二分下ガリ,折返し先頭は天付きという方針をとっている出版社の出版物では,よく見かけますし,(私はあまり勧められないし,気になる人は気になるでしょうが)これを許容している.

 なお,例は網野善彦著“日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」”(KADOKAWA(角川ソフィア文庫),2017.3.25)です.

Received on Tuesday, 24 October 2023 23:10:26 UTC