- From: Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>
- Date: Tue, 24 Oct 2023 14:40:21 +0900
- To: public-i18n-japanese@w3.org
- Message-ID: <eb3dc317-d483-4336-bd56-39a18d95031c@w3.org>
shimono @ W3C teamの帽子、です 津田さまからのメールの添付ファイルですが、暗号化zipでアーカイブに残った際にそのまま表示できない形となってしまうため、このメールでPDFの形で再送させていただきます。 On 2023/10/23 18:25, atsuda@fontworks.co.jp wrote: > *************************************************************************** > 本メールは、添付ファイルの自動暗号化が行われています。 > 後ほど送信者より復号キーが通知されます。 > *************************************************************************** > ********************************************************************** > The attached file in this email has been encrypted automatically. > After a short time, you will receive a decoding key by another email. > ********************************************************************** > > > > > みなさま > > フォントワークスの津田です。 > > 全角、半角について、少し違和感を感じておりましたので、書類にまとめさせていただきました。 > > 現状の内容から少しずれますが、確認とさせていただきたく存じます。 > > (少し前に、フォントごとに違うという議論があったので、 > > 乗り遅れた感もありますが。) > > よろしくお願いいたします。 > > *差出人**: *木田泰夫<kida@mac.com> > *日付**: *月曜日, 2023年10月23日16:58 > *宛先**: *Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp> > *CC: *public-i18n-japanese@w3.org <public-i18n-japanese@w3.org> > *件名**: *Re: 全角の定義の再提案 > > インラインで: > >> 2023/10/21 8:29、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: >> >> 木田泰夫 様 >> みなさま >> >> 小林 敏 です. >> >> 木田泰夫 さんwrote >> >>> * 同様に「行送り方向の文字の幅」を、そこで使用しているフォントの漢字の行 送り方向の幅,フォントに漢字のない場合には仮名の行送り方向の幅として定義する >> >> これも前のメールに書いたように,いらないんではないかな. > > 以下の敏先生のご説明含めて了解です。なしで。 > >> 行送り方向について,全角とか二分などといった言い方はします.しかし,字詰め方向の全角を相対化したので,行送り方向については,全角や二分という言い方はやめた方がよい,と思います.行送り方向か,字詰め方向か,どっちのサイズが基準かあいまいになるからです. >> >> そして,行送り方向について,つまり行間について,行送り方向の文字の外枠の大きさを基準として説明することは,ありますが,字詰め方向は,はるかに少ない.そして行送り方向について全角とか二分といわないなら,基準も不必要になる.ちょっとくどいが,“そこに使用されている文字について,行送り方向の文字の外枠のサイズ”といえばよい.ただ,ちょっとあいまいといえばあいまいであるが.ただし,その厳密さの要求は,字間に比べると,行間は,はるかにあいまいでよい. >> >> ここまで考えてくると,字詰め方向についても,全角,二分,四分という用語も使用しない,という方法も考えられるが,やっぱり全角,二分,四分という用語は便利なので,もしすこし,その定義をどうするか,ねばりましょう. > > 👍 > >> 木田泰夫 さんwrote >> >>> また、jlreq-d 上では「フォント」とは、単一の名前のついたフォントだけではなく、CSSの@font-faceで定義されたもの、OS が同様に構成するもの、InDesign上で定義できるもの、なども含めパラグラフに統一的に適用されるものを「フォント」と考えれば良いかと。 >> >> これは,考えなくていいと思う.つまり,文字クラスごとにフォントを指定するものだと思いうが,その方法ではなく,“span”ダグで名前をつけてフォントを指定しても実現できる.であるならば,フォントごとに,全角の意味が実現できた方がよいし,それがいいいのではないかと私は思うのですが,どうでしょうか? > > 「文字クラスごとにフォントを指定するものだと思いうが」の部分、結果としてはそうなるのですが、手順としては異なります。例えば、単純化すると、システムが、仮想的なフォントを「まずHelvetica、そこになければヒラギノ」という形で定義します。実際にはもっと複雑ですが、要は複数のフォントを使って仮想フォントを構成し、この仮想的なフォントがテキストに適用される、という形です。 > >> フォントごとに,全角の意味が実現できた方がよいし,それがいいいのではないかと私は思うのですが,どうでしょうか? > > > 下のようなシナリオをもとに、動的に構成された仮想フォントも、ファイルとして静的に存在する、いわゆるフォント、も、同じものだとみなすべきだと考えます。 > > 例えば、A:「ヒラギノゴシック」というフォント、それを90%長体にしたB:「ヒラギノゴシックコンデンスト」、また、A とB を組み合わせて、漢字にA、仮名にBを使ったC:「ヒラギノハイブリッド」というフォントがあったとします。 > > ある段落に対して、漢字にA、仮名にB を使った仮想フォントを適用するとします。この場合の組版と、その段落に対してC を適用した場合の組版は異なるべきでしょうか? おそらく同一であるべきでしょう。仮想フォントのシナリオで、A とB に異なる「全角」を適用してしまうと、C とは結果が異なってしまいます。 > > いかがでしょう? > > 木田 >
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Received on Tuesday, 24 October 2023 05:40:29 UTC