Re: 全角の定義の再提案

木田泰夫 様
みなさま

 小林 敏 です.

  木田泰夫 さんwrote

>漢字と仮名の幅が異なる場合の組版は考えなければなりませんが、その組版がどうあるべきかとは全く独立の問題として、仮想フォントとしての A+B の場合でも、一体のフォントとして組み込まれた C の場合でも同一の結果が得られるべきと考えます。

組み合わせたものでも,それが1つのフォントとしたら,それを単位にしましょうということで,了解いたしました.

>実際に、MS P ゴシックや AXIS Condensed ではどうなっているんでしょう? MS P ゴシックをお持ちの方、見てみていただけますか? AXIS Condensed はどうなんでしょうね。デザインされた鈴木さんに聞けば一発?

全角スペースは,MS 明朝とMS P 明朝とでは字幅は異なる.MS P 明朝の方が狭い.ですので,その全角スペースがMS 明朝と指示すれば字幅(アキ)が全角で,MS P 明朝と指示すれば,字幅(アキ)は狭い.

つまり,アキの箇所が指定されているフォントによる,ということになる.なお,“□”(白四角)はプロポーショナルにしなかったようで,MS 明朝とMS P 明朝で同じ.そういう文字もあるんだ.

ですので,漢字と仮名のフォントが異なる場合は,そのアキを指定しているフォントにより,全角アキが異なる.

でも考えてみると,漢字と仮名でフォントが異なる場合,漢字と仮名の字幅が異なるときには,そこがどのフォントかということで,同一のテキストの中に全角スペースが出てくる際には,注意して,つまりアキの箇所も注意して,指定しろというしかない,とも思う.

あと,等幅に限るということも,今回はそれでいきましょう.プロポーショナルな場合は,今後いいアイディアが出たらということにしましょう.

Received on Tuesday, 24 October 2023 04:09:35 UTC