- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 24 Oct 2023 10:23:08 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
> 2023/10/24 7:41、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 木田泰夫 さんwrote > >> 下のようなシナリオをもとに、動的に構成された仮想フォントも、ファイルとして静的に存在する、いわゆるフォント、も、同じものだとみなすべきだと考えます。 >> >> 例えば、A:「ヒラギノゴシック」というフォント、それを90%長体にした B:「ヒラギノゴシックコンデンスト」、また、A と B を組み合わせて、漢字にA、仮名にBを使った C:「ヒラギノハイブリッド」というフォントがあったとします。 >> >> ある段落に対して、漢字に A、仮名に B を使った仮想フォントを適用するとします。この場合の組版と、その段落に対して C を適用した場合の組版は異なるべきでしょうか? おそらく同一であるべきでしょう。仮想フォントのシナリオで、 A と B に異なる「全角」を適用してしまうと、C とは結果が異なってしまいます。 >> >> いかがでしょう? > > どのような結果を期待するか? 木田さんは,どれを期待いたしますか? > > AとBをそれぞれ指定 > 漢字は文字サイズ,仮名は90%が全角 > それとも全部,文字サイズ? > > A+Bでセットで指定 > 全部が文字サイズ? > それとも漢字は全角,仮名は90%か? 漢字と仮名の幅が異なる場合の組版は考えなければなりませんが、その組版がどうあるべきかとは全く独立の問題として、仮想フォントとしての A+B の場合でも、一体のフォントとして組み込まれた C の場合でも同一の結果が得られるべきと考えます。 アプリケーション上で手で漢字にA、仮名にBを独立に指定した場合は、本来はこれも同一の結果になると良いのでしょうけれど、そのような場合を検出して、漢字と仮名を一体のものとして処理せよと言うのはソフトウェアにとって難しいかもしれません。日本語の漢字仮名混じり文の漢字と仮名に手で異なるフォントを指定するのは現実的には難しいでしょうから、このケースはあまり考えなくて良いかと思います。 > ちょっと違った面から > > あるドキュメントに全角スペースが入っていると考えます.特に分ち書きの際には,その全角スペースが問題となります. > > 漢字と仮名が別フォントとすると,漢字と仮名の接点が問題になる.どう考えたらよいか? その全角スペースがどのフォントとして指定されていたかによる.こうなると,ある箇所は漢字に従い全角,ある箇所は仮名に従う,というようにもなるが,…… > > よくわからなくなってきた. なんらかのガイドラインを作れると良いかもしれませんね。漢字と仮名の幅が異なる書体における全角空白とはなんなのか。 実際に、MS P ゴシックや AXIS Condensed ではどうなっているんでしょう? MS P ゴシックをお持ちの方、見てみていただけますか? AXIS Condensed はどうなんでしょうね。デザインされた鈴木さんに聞けば一発? 木田
Received on Tuesday, 24 October 2023 01:23:28 UTC