Re: 箇条書きの行頭

石井 様

 小林 敏 です.

  Koji Ishii さんwrote

>注の番号、箇条書きの記号や番号、見出しの章番号などは、含めて考える場合と、それを除いた部分を考える場合があります。CSSでは、それらは別のボックスとして生成する場合があるため、その場合には、これらの番号・記号を除いた文章部分が「行頭」であるという扱いに変わります。
>
>例えば、注釈リストは、注の番号を含めれば字上げになりますが、注の番号を含めなければ、すべて天付き、と考えてよろしいでしょうか? 箇条書き、見出しも同様ではないかと想像しておりますが、お考えお聞かせ願えると幸いです。

別ボックスに連続する行頭は,別ボックスとのアキを指定すればいいのでは? そうではなく,別ボックスとのアキの代わりに行頭の位置を指定できるということですか?

例:  第1章 組版に基本知識

とあった場合,これまでは,本文9ポ,見出し12ポとします.見出し“第1章”の行頭の位置が問題で,9ポ×3倍下ガリなどと位置を決めます.ついで,“第1章”と“組版の基本知識”の間は12ポとなります.

通常,ここは全角スペースで処理する.“「組版」の基本知識”とあっても,全角スペース+「組版」の…,の場合,括弧の連続が詰められる設定の場合,“「”の前も詰められるので,12ポアキとなる(18ポアキとならない)

最近は,タブで“組版の基本知識”の位置を決める方法もありますが,その場合,上そろえで9×3+12ポがタブの位置になります.

この例で,CSSで天付きとなった場合,第1章とのアキはベタになるのですか? 第1章とのアキを12ポアキにしたい場合は,どうしたらいいのですか?

注記の場合,数字と注記本体とのアキはいろいろあります.以下例を出しておきます.

 5 注記本文  アラビア数字の後に全角アキで注記本文
 5) 注記本文  横組でよく見掛ける.片パーレンの後ろを全角アキ(見本は全角二分アキだが,この二分は詰める)
 (5) 注記本文  縦組に多い.数字は縦中横,“(”の上はベタ,“)”と“注記”本文とのアキは全角アキ
 5)注記本文  片パーレンの後ろを二分アキ
 (5)注記本文  数字は縦中横,“(”の上はベタ,“)”と“注記”本文とのアキは二分アキ
 * 注記本文  “*”の後ろは全角アキ
 *注記本文  “*”の後ろはベタ

数字と括弧の組合せでは,2番目と3番目,つまり“)”の後ろ全角アキとする例が多い.この場合も,番号と注記本体の間に全角スペースを入れる方法が多い.注記の冒頭に括弧を入れることもあるが,この場合も,前述したように括弧の連続が詰められる設定の場合,括弧の前の二分アキは詰められ,見た目でも全角アキとなる.

いま,私が説明している注本文の冒頭の括弧が詰められるかどうか,天付きにすれば詰められるといいう意味ですか? でも括弧の前に全角スペースが入れば,行の冒頭ではないのでは?

4番目と5番目で注本文の冒頭に括弧があれば,括弧の連続の問題で,詰める指定があれば二分アキになり,これでよいのですが.

Received on Monday, 23 October 2023 23:12:11 UTC