- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Sat, 09 Sep 2023 12:23:12 +0900
- To: 木田泰夫 <kida@mac.com>, Yamamoto Taro <tyamamot@adobe.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
木田泰夫 様 小林 敏 です. > - Q: アケ組み、ツメ組みの場合、その幅の整数倍、となりますか? アキ組,ツメ組があるかないか,書籍における最近の私の経験からは,以下のようです. アキ組:本文では,あまり見掛けないが,講談社の現代新書がアキ組にしている.ただ,本文でない前付や後付の一部で採用している例がある.行長は,山本さん計算通りで,アキ組としての整数倍にします. 見出しなどアキ組(字割という)でも,一定の値のアキを字間にとります. ツメ組:手動写植の時代以降では,一定の値のツメ組でした.例えば,文字サイズ13級で字送り12歯といった方法です(1歯ツメといった).この場合も行長は山本さん計算通りで,ツメ組としての整数倍にします.最近は,このような配置方法は,あまり見掛けません. これに対し,ツメ組の方法としては,字面に応じたツメ組(いってみればプロポーショナル,主に仮名の部分が詰められる)がほとんどです.これは雑誌に多いのですが,書籍でもたまに見掛けます(特に横組). こうした配置方法(上に説明した全ての方法)でも,本文については,ほとんどがというか,私の見た限りでは全部が行頭・行末そろえにしている.
Received on Saturday, 9 September 2023 03:25:39 UTC