> 凸版印刷では,専用システムとしては,“CTS”(Computer Typesetting
System)というような呼び方をしていました.このシステムでは,組版以外にデータ処理なども行っていたようです.
こちら元々は富士通のFCLで、富士通撤退後の自社で独自開発を行っていました。
辞典などの大量データと難解な組版を改版時に、またゼロから組み直さなくていいように、組版済データからソースデータを取り出して次の組版の入力にできるデータの循環をサポートしているのが大きな特徴でした。
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凸版印刷株式会社
田原
2022年8月17日(水) 12:39 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>:
> Yasuo Kida 様
>
> 小林 敏 です.
>
> Yasuo Kida さんwrote
>
> > 日本語では電算写植で良さそうですね。
>
> これでいいと思います.
>
>
> ただ,日本語では,いろんな用語が使用されていて,しかも,きちんと定義されていたとはいえないので,私は,コンピュータを利用して組版しているので,“コンピュータ組版”という用語をよく使用しています(これにはDTPも含まれます).
>
>
> 一般には,専用システムとして入力・編集・組版・出力までの行うものでも,“電算写植”という用語がよく使用されていました.他に手動写植機でもコンピュータを内蔵するものがあるので,“電算植字”という用語も一部で使用されていました.
>
> また,大日本印刷,凸版印刷では,専用システムとしては,“CTS”(Computer Typesetting
> System)というような呼び方をしていました.このシステムでは,組版以外にデータ処理なども行っていたようです.
>
> また,一時,システムでなく,専用システムよりは簡易で入力・編集・組版がひとつのマシンになっていた“電子組版(システム)”とよばれるものもありました.日本電
> 気漢字システム“N-5170”や富士通の“IPS”などです.
>
> ですので,日本語としては,なかなか一定できないのが現状かとも思っています.
>
>
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田原 恭二(たはら きょうじ)
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部
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