Re: 私の宿題: 用語定義と第1, 2レベルの処理への入出力

皆さん、

私は出来るだけ第一レベルと第二レベルのインタラクションを
最小限にしたいと思っています。

第二レベルの処理は、親文字ルビボックスの中を変更
することは決してありません。つまり、前後の文字に
よって、ルビと親文字の相対的位置関係が変わることは
ありません。ここは議論のないところです。

いま問題になっているのは、第二レベルの処理が
親文字ルビボックスの中を覗き見ることを許すかどうか
です。

敏先生のメールを見ても、私は不透明のほうがいいと思います。
第一レベルのルビ処理に、行の高さとか、ベースラインとか、
より多くのパラメタを与えれば、それで済むのではと思います。

透明にしてしまうと、2レベルにしたことのメリット
が失われるのことを危惧しています。透明にするのではなく、
ベースラインの位置とか、前後の許容空き量とか、可能な
限り限定すべきと思います。

村田 真

2022年1月19日(水) 13:04 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>:

> 村田 様
> みなさま
>
> 小林 敏 です.
>
>   MURATA さんwrote
>
> >敏先生、
> >
> >不透明では問題が出る可能性があるという懸念はわかりますが、
> >透明にしてしまうと、第二レベルの処理で、基底ルビボックスの
> >なかに前後のテキストをめり込ませるという処理が可能に
> >なってしまいます。これはルビのほうが長い場合にはあり得る
> >シナリオです。これは出来ていいんですか?
> >
> >村田 真
>
>
> 基底ルビボックスのなかに前後のテキストというか,具体的に形がある文字をめり込ませるということは,このドキュメントでは認めていません.しかし,括弧類の前後や句読点の後ろにあるアキには,基底ルビボックスが掛かってよい,というか重なってよいとしています.
>
>
> アキですので,句読点などの字幅を全角と考えれば,めりこんでいるともいえるし,半角と考えれば,いなともいえる.いってみれば,アキは有効に利用しようということです.
>
>
> 基底ルビボックスを透明化したいというもう一つの目的は,その中身の配置関係は手を加えないのですが,その中身がわからないと,基底ルビボックスを行に配置する際に,その行での位置が決まらないという点です.
>


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慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
村田 真

Received on Wednesday, 19 January 2022 05:42:55 UTC