- From: MURATA <eb2mmrt@gmail.com>
- Date: Wed, 19 Jan 2022 14:42:05 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: W3C JLReq TF <public-i18n-japanese@w3.org>
Received on Wednesday, 19 January 2022 05:42:55 UTC
皆さん、 私は出来るだけ第一レベルと第二レベルのインタラクションを 最小限にしたいと思っています。 第二レベルの処理は、親文字ルビボックスの中を変更 することは決してありません。つまり、前後の文字に よって、ルビと親文字の相対的位置関係が変わることは ありません。ここは議論のないところです。 いま問題になっているのは、第二レベルの処理が 親文字ルビボックスの中を覗き見ることを許すかどうか です。 敏先生のメールを見ても、私は不透明のほうがいいと思います。 第一レベルのルビ処理に、行の高さとか、ベースラインとか、 より多くのパラメタを与えれば、それで済むのではと思います。 透明にしてしまうと、2レベルにしたことのメリット が失われるのことを危惧しています。透明にするのではなく、 ベースラインの位置とか、前後の許容空き量とか、可能な 限り限定すべきと思います。 村田 真 2022年1月19日(水) 13:04 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: > 村田 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > MURATA さんwrote > > >敏先生、 > > > >不透明では問題が出る可能性があるという懸念はわかりますが、 > >透明にしてしまうと、第二レベルの処理で、基底ルビボックスの > >なかに前後のテキストをめり込ませるという処理が可能に > >なってしまいます。これはルビのほうが長い場合にはあり得る > >シナリオです。これは出来ていいんですか? > > > >村田 真 > > > 基底ルビボックスのなかに前後のテキストというか,具体的に形がある文字をめり込ませるということは,このドキュメントでは認めていません.しかし,括弧類の前後や句読点の後ろにあるアキには,基底ルビボックスが掛かってよい,というか重なってよいとしています. > > > アキですので,句読点などの字幅を全角と考えれば,めりこんでいるともいえるし,半角と考えれば,いなともいえる.いってみれば,アキは有効に利用しようということです. > > > 基底ルビボックスを透明化したいというもう一つの目的は,その中身の配置関係は手を加えないのですが,その中身がわからないと,基底ルビボックスを行に配置する際に,その行での位置が決まらないという点です. > -- -- 慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授 村田 真
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