- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Mon, 04 Oct 2021 13:48:09 +0900
- To: Yasuo Kida <kida@mac.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Yasuo Kida 様 みなさま 小林 敏 です. ベタについて問題になっていますので,その点のみ. JLREQ/JIS X4051で定める本文組版は、全角送りを基本とし、…… ↓ そうではない.句読点,括弧類の字幅は(半角)二分としています. ただし,APLの“日本語書記技術WG報告書”の“簡便な行組版ルール(案)”(この文書はHTML化してGitHubのどこかのページにあるが,私はURLがわからない)では,全角で説明. https://310f52f6-bfce-4d70-bd86-07371d7f98c5.filesusr.com/ugd/eb8538_e921485ff03b4900aff942b28019d9f4.pdf この文書では,括弧類や句読点の字幅を全角に書き換えて説明しています.ですから,約物の字幅をどう考えるかるで,句読点や括弧のアキの説明は変わってくる.そのへんの事情は,上記の文書で説明している. ベタ組……仮想ボディの正方形を隙間無く並べて文字…… ↓ 字間を空けないものですが,必ずしも正方形(全角)ではありません 例えば,和文と英文の字間がベタといったとき,英文は全角ではありません. つまり,各文字は,原則となる字幅をとり,その次にくり文字の間にアキを入れない,これがベタです.ですので,括弧や句読点の字幅を半角と考えれば,句読点の後ろの漢字や仮名との原則的な配置方法のアキは,二分アキです.これに対し,括弧や句読点の字幅を全角と考えれば,句読点の後ろの漢字や仮名とのアキの原則的な配置方法はベタとなる. で,活字組版の場合は,どうかといえば,昔は,括弧や句読点のボディは半角だったようです.そう考えられる理由は,文選で句読点や括弧は拾わなかった(全角でないと文選箱の中がぐちゃぐちゃになる,当然,欧文も文選では拾わない),植字の際に拾った.その後,全角ボディの句読点も作製されるようになったようです. 木田 様 Yasuo Kida さんwrote >当日の説明だけで消化するのは大変かもしれないので、進化中の石井さんのドキュメ >ントを事前にお送りします。ざっと目を通しておいていただけると、当日理解しやす >いかもしれません。コメント機能があるので、不明なところなどコメントを残してい >ただけると、ドキュメントの改善に役に立って嬉しいです。 > >https://docs.google.com/document/d/12xbvcy1_x2GTvln7nKhA0NEVke63uDpDasGCYbDxh >u4/edit?usp=sharing
Received on Monday, 4 October 2021 04:49:00 UTC