RE: ルビでこんな実験が

Taro Yamamoto 様

 小林 敏 です.

ここでの見本ほどは離れていませんが,最近は,紙の書籍でも,親文字とルビの間が空いた例があります.最近は,行間が狭くなる傾向があり(これは私のような老人にはつらい),親文字とルビの間のアキは気になります.親文字との一体感が欠けるように思います.(これは,見慣れたものではないという慣習の影響もあるかもしれません.)

ついでにいえば,最近の書籍の行間は,詰めすぎのように思います.(たぶん,今は組版代よりは用紙の費用や印刷費の原価での比重が高く,できるだけページ数を減らそうということかと推測しています.)

  Taro Yamamoto さんwrote

>次のように、小林さんが書かれましたが、
>
>>あと,見本を見て,ルビは行間の中心に配置しているのかな? 親文字とルビは行送
>>り方向で仮想ボディで接しているのが原則で,親文字と離れすぎのようです.Webで
>>は,親文字とルビは行送り方向の位置が,どうかな,と思われる例を見かけます.
>
>最近、ブックデザイナーの一部にも、親文字とルビの間をベタで組まずに空けすぎる
>傾向があるのを見かけます。指摘しても、「空いていた方が読みやすい」と言われる
>こともあります。
>
>私は、そう言われても、「いや、行間は親文字のボディサイズを基準に『読みやす
>く』設定されているのだから、ルビが行間に深く入り込むと行の進行方向が視覚的に
>妨げられて、分かりにくくなるのではないですか」と反論するのですが、多くの場合、
>私のコメントは受け容れられません。
>
>私の個人的な感想まで。
>
>山本
>アドビ

Received on Friday, 23 July 2021 03:44:48 UTC