Re: JLReq TF Meeting notes draft フォント分科会 5/18

敏先生、

> 単語又は文節により2行にわたる分割を行わなくても,ラグ組
> が可能かもしれません.それは,段落の区切りを示すのに,段落間のアキをすこ
> し大きくする方法を採用すること…

なるほど。行末の体裁に対して、最適な段落区切りの方法が変わってくる。

確かに字下げによる段落の示し方の場合、文が切れたところで行が短いと、無意識にそれが段落の終わりだと認識しているかもしれません。途中でも行長が短いと段落が切れているのかなと一瞬思いますし、逆に段落の最後の行がちょうど行長に等しかったりすると切れた感じがしない気がします。そしてラグ組だと訳がわからなくなる。

そう考えると、字下げによる段落の示し方とラグ組は相性が悪いのかもしれませんね。

段落の最後の行を意図的に短くする、といった方法は過去にありますか?

木田

> 2021/05/24 15:51、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> 木田泰夫 様
> みなさま
> 
>  小林 敏 です.
> 
>  木田泰夫 さんwrote
> 
>> 行末の不揃いは実は私はとても気になります。主に横書きです。行末が短いと、そこ
>> でパラグラフが切れているような気がしてしまうから、かも、しれません。それを考
>> えると全角引っ込むのは私はあまり好きになれないように思いはするんですが…
> 
> これを見ていて,単語又は文節により2行にわたる分割を行わなくても,ラグ組
> が可能かもしれません.それは,段落の区切りを示すのに,段落間のアキをすこ
> し大きくする方法を採用することです.
> 
> ただし,この段落の間のアキをどの程度にするかが問題で,一般には,行送り方
> 向の版面の幅を一定にするために1行アキにしています(Webでは,その必要はな
> いかもしれません).これは紙に限った話ですが,この段落間の1行アキの方式
> は,あまり読みやすくないという方もおられます.慣れの問題が大きいように思
> います.区切りが大きすぎて,本を読んでいく流れを阻害するのかもしれません.
> 

Received on Tuesday, 25 May 2021 00:47:44 UTC