- From: Koji Ishii <kojii@chromium.org>
- Date: Wed, 21 Apr 2021 14:51:29 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-ID: <CAHe_1dKbcBLA+4cX+OM-O4nbwZifcdBG=YhZ-NDSYzg-zNVWbA@mail.gmail.com>
やっぱりいろいろ端折りすぎていたでしょうか、疑問が残ってしまいましたね、すみません。聞いていただけて助かります! On Wed, Apr 21, 2021 at 2:16 PM Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp> wrote: > Koji Ishii 様 > > 小林 敏 です. > > 1点ほど,教えていただけますか? > > 以下の1又は2を実装したフォントを使用して,仮にデータで3ので約物間の調整 > を指示されていた場合は,約物間の調整は,どうなりますか.1又は2は無視され > るのですか. > 1、2、3はフォント及びアプリ側の実装の選択肢ですので、製作者の指示とは別の話になります。製作者の指示が、利用するアプリやフォントの種類によって、1、2、3、あるいはその組み合わせで組版される、とお考え下さい。 製作者がHTML/CSSに明示的に調整を指示することはもちろん可能です。その場合、実装がきちんとしていれば、製作者の意図を優先し、二重にかけるなどの問題が出ないようにに処理できます。 昨日の資料の“役物の詰め挙動例”で示されている1で問題ありませんが,2 > (JIS X4051), 3(半角にする),4(ツメ組み)では,どうなりますか? ま > た,2(JIS X4051), 3(半角にする),4(ツメ組み)は,haltやchwsでは,ど > うやって選択するのですか. > こちらの「役物の詰め挙動例 <https://kojiishi.github.io/chws/samples.html> 」ですよね。1は、現在のHTML/CSSで何も指定しないとこうなります。2は、chwsをオンにしています。具体的にはCSSで font-family: 'chwsに対応しているフォントの名前'; font-feature-settings: 'chws'; と指示します。3はCSSで font-family: 'YakuHanJP', '実際に使いたいフォントの名前'; と指示します。4はCSSで font-family: 'paltに対応しているフォントの名前'; font-feature-settings: 'palt'; と指示します。 > また,“役物の詰め挙動例”では,中点と括弧の重なり,全角空白と括弧の重な > りの例は示されていませんでしたが,ここも調整されるのですね. はい、上の資料は実例からとったサンプル集ですが、こちらのテスト用のページ <https://kojiishi.github.io/chws/test.html> ではすべての組み合わせをご確認いただけます。薄いブルーが調整なしの組版、黒が調整後の組版です。ページ先頭にある「Font」はどれを選んでいただいても一通り動くと思いますが、三番目の「noto-sans-cjk-jp-regular」が動作確認用にはいいかと思います。言語、引用符全角、縦書き、縦書き正立などのチェックボックスで書式を変えていただくと、すべての組み合わせの動作確認をしていただくことができます。中点類は「Middle」セクション、全角空白はリストの最後の「Space」セクションにあります。 敏先生やJLTFのエキスパートの方々にこのページで組版挙動を確認していただけると、大変ありがたいです。おかしな組版が見つかりましたら、ぜひお知らせください。
Received on Wednesday, 21 April 2021 05:52:02 UTC