Re: 行間注のマークアップ

敏先生、

ありがとうございます。

>ルビと行間注は,行間に文字を配置するという点では似ていますが,内容も組版
処理の方法も異なります.したがって,別処理が望ましいでしょう.

これが正しく伝わると、こういう反応が返ってくると
予想します。

HTMLには頭注、傍注、脚注を入れていないのに、なぜ
行間注だけ入れないといけないのか?

村田 真


2021年4月12日(月) 13:46 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>:

> 村田 様
>
> 小林 敏 です.
>
> ルビと行間注は,行間に文字を配置するという点では似ていますが,内容も組版
> 処理の方法も異なります.したがって,別処理が望ましいでしょう.
>
> ルビは,親文字列としては,原則として単語です.ルビ文字列も原則として単語
> 相当です.これに対し,行間注は,親文字列としては,単語と限られるわけでは
> ありません.単語もあれば,文もあります.さらには段落全体が親文字列となる
> 可能性があります(注の対象とする文字列を考えた場合).ですので,ルビでは,
> 必ず1文字以上の文字列(しかも,ある程度長さも限られている)が親文字列と
> なります.これに対し,行間注の場合は,1文字以上の複数の文字列を親文字と
> して指定される場合もありますが,一般に,その文字列の先頭又は末尾だけがわ
> かればよい場合も多いのです.
>
> また,ルビの文字列の字数は,それほど多くなることはないのに対し,行間注で
> はかなりの字数を必要とする場合もあります(1行の行長を超える場合もありえ
> る).
>
> したがって,配置処理もルビと行間注では異なります.ルビでは,親文字列とル
> ビ文字列の全長を揃える方が望ましい場合が多いのですが,行間注では,その必
> 要性も少ないし,また,親文字列と行間注の文字数が極端に異なるケースも発生
> し,原則として,親文字列も行間注もベタ組を原則とすればよいのです.
>
> さらに配置位置は,ルビでは,原則としてルビ文字列と親文字列の中心を揃えれ
> ばよい(もちろん,これ以外の配置があってもよいが),それに対し,行間注で
> は,親文字列と中心を揃える方法以外に,それぞれの先頭を揃える,あるいは末
> 尾を揃える方法も選択できることが望ましいでしょう.
>
> これに加えて,行間注では,行間注の文字列について,行を超えて配置する方法
> (基本的には,配置位置の原則にしたがって,両側,先頭側,末尾側に伸ばして
> いけばよい)の規定が必要になります.
>
> マークアップについては私は意見をいう立場にはありませんが,前述したように
> 行間注では位置だけがわかればよいので,親文字列を示す方法で,文字列の末尾
> または先頭という位置だけを示す(いってみれば注の合印を置く位置)ことが可
> 能になっている必要があるかと思います.
>
> 以上です
>
>   MURATA さんwrote
>
> >日本DAISY Consoritumの技術委員会委員長として書きます。
> >
> >現在、ruby要素を使って書かれる情報には、フリガナ
> >の場合と、行間注の場合があります。読みあげのとき、
> >フリガナの場合は一度だけ読んでほしいのですが、
> >行間注のときはrbもrtも読んでほしい。なお、現在の
> >実装は無条件に二度読みするものがほとんどです。
> >
> >JDC技術委員会としては、両者をマークアップで区別すべ
> >きという意見を持つ人がほとんどでした。具体的に
> >どんなマークアップにするかまでは議論していません。
> >
> >JLREQ TFのご意見をお聞かせいただければ幸いです。
> > --
> >慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
> >村田 真
>


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慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授
村田 真

Received on Monday, 12 April 2021 08:20:26 UTC