Re: 行間注のマークアップ

村田 様

 小林 敏 です.

下記の問題,いろいろ書きましたが,以下のように要約できるかと思います.

1 行間注は,そもそも注であり,ルビとは異なるものである.

2 注である行間注をルビで処理することは無理な場合が多い.

3 マークアップが必要であるならば,注として行えばよい.その上で,注の処
理内容として行間注を規定すればよい.注としてマークアップしておけば,簡単
に注の表示形式を変更できるという利点がある.

4 ただし,割注の処理が規定されていないようです(?)が,行間注の処理方
法を規定するかどうかは別途に検討する必要がある(JLReqの扱いでも,行間注
の例は示しているが,処理方法の詳細は解説してしない,という扱いである).
行間注は,ルビの処理を便宜的に使用することで,紙の印刷物でも最近は増えて
いるといっても,割注に比べれば少ないと思われる.また,行間注でないと,ど
うしても表現できないかどうかは,考えてみる必要があるでしょう.

以上です.

  MURATA さんwrote

>>ルビと行間注は,行間に文字を配置するという点では似ていますが,内容も組版
>処理の方法も異なります.したがって,別処理が望ましいでしょう.
>
>これが正しく伝わると、こういう反応が返ってくると
>予想します。
>
>HTMLには頭注、傍注、脚注を入れていないのに、なぜ
>行間注だけ入れないといけないのか?

Received on Tuesday, 13 April 2021 23:54:17 UTC