RE: Meeting notes 2020·12·01

敏さま、木田さま、

小林龍生です。

 

ぼくも、件の書籍、落手しました。

結論から言うと、前言撤回。短兵急に小学館の担当者にコンタクトする必要はないと思います。

中身は、しっかりしていますね。ユニコードやJISの対応符号位置も明記してあるし、~の長音記号的な使い方にも言及しているし。

編集実務は、玄冬書林という校正や校閲を軸とした編集プロダクションに委託(丸投げ)している様子。中心は、同社社長の蔵前勝也さんという方。Webの写真を見る限りでは、なかなか芯の強そうな面構え。一家言ありそうですね。

で、この手のご自分の考えが確立していてブレがない人というのは、時に柔軟性と妥協が求められる国際標準化の世界では、障壁となることがあります。その点、敏さんは例外中の例外。

というわけで、当面は、この本を大いに参考として利用させてもらって作業を進め、我々の考え方が大方固まったところ(先日のぼくのメールの第1段階かな)で、蔵前さんご本人からご意見をうかがう、というのがよろしいかと。小学館を通す必要はないとおもいます。ダイレクトのアクセス、もしくは、下川さん経由で玄冬書林のメールアドレスを調べてもらう、とかの手段で。

 

From: 小林龍生 <tlk@kobysh.com> 
Sent: Saturday, December 5, 2020 10:05 AM
To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
Cc: 木田泰夫 <kida@mac.com>; JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Subject: Re: Meeting notes 2020·12·01

 

敏さま、木田さま、

小林龍生です。

 

ぼくの常套手段は、まず、一度、ゲストとして及びし、その結果(人柄や背景知識も含め)を踏まえて、レギュラーメンバーとして加わっていただくかどうか、判断するやり方です。

 

2020年12月5日(土) 9:17 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp <mailto:binn@k.email.ne.jp> >:

木田 様
小林 様

 小林 敏 です.

いいと思います.小学館は目の前ですので,必要なら会いに行って補足の説明を
してもよい.

  tlk@kobysh.com <mailto:tlk@kobysh.com>  さんwrote

>小林龍生です。
>
>いっそ、この本の担当編集者を引きずり込んだら?
>イーストの下川さんに頼めば、何とかしてくれると思う。
>
>-----Original Message-----
>From: 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com> > 
>
>> 小学館辞典編集部編“句読点、記号・符号活用辞典”(小学館,2007.9)
>
>
>この本は素晴らしく良いですね。網羅的なだけではなく、説明が深く、似た用例の相
>互参照も整っています。それぞれの用法に用例がついています。記号や約物に対する
>愛を感じます。
>
>これだけの用例が集まっているということは、そうは書いてありませんがコーパスを
>使っているんでしょうかね。
>
>例えば濁点の説明は、①が通常の使い方、②に外国語 v の発音、③に通常濁点のつか
>ない仮名に対する濁点の説明。②には、綴りが v でも発音が v とは限らないので注
>意、とか、③には、鼻詰まり、間の抜けた感じ、力を込めた感じ、と三つの用例が説
>明されていて読み物としても楽しめます。また濁点そのものの歴史についても軽く触
>れられています。
>
>大変だろうけどデジタル化されないかなあ。この手の辞書的な本はデジタルで欲しい。
>
>木田
>
>> 2020/12/03 14:01、木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com> >のメール:
>> 
>> 敏先生:
>>> 小学館辞典編集部編“句読点、記号・符号活用辞典”(小学館,2007.9)という
>>> 本が刊行されていて,Unicodeにある多くの記号を含め,その用法をかなりこま
>>> かく調べて掲げています.この用法はどうかな?という事項もあるくらいです.
>> 買いました!

Received on Saturday, 5 December 2020 23:16:05 UTC