Re: ルビと行間注の違い

On 2020/08/03 12:14, MURATA Makoto wrote:
>      >> 2) ルビと行間注のどちらとも言えるものはいろいろある(たとえば人物の生没年、欧文の和訳)。両者を区別する決定的な方法はない。ただし、ルビの場合は、親文字とルビの全体を合わせるという考えがあるが、行間注の場合にはないとは言える。
>      >> 改行が可能かという点も大きな違いの一つだと思います。
>      >
>      > 熟語ルビの場合は改行ありなので、私はそう思いません。
> 
>     確かに。ですが、熟語ルビが改行可能なのはあらかじめ明示的に指定した点だけですよね。親文字が折り返したらそれに伴って対応部分が移動する。対して注は、親文字とは独立に日本語の通常の折り返し規則によって折り返すことができます。
> 
>     その意味でも、村田さんが最初に書かれた親文字列との対応の重要性の有無がルビと行間注との違い、というのは私も深く同意するところです。
> 
> 
> では2)は修正なしでいいですか?
> 
> 
>     💡! 逆にそれを逆手にとって、曖昧に見えるルビと行間注の境目をある程度明確にできる可能性があるかもしれませんね。親文字列範囲との対応が重要なのがルビ(振り仮名とは限りませんが)。厳密な対応が重要でないのが行間注。依然として意図に左右されて、特に短い場合は形式で見分けることはできませんが、2) でここが違いだ、と言うことで 1) でいう「異なる」を表現できるかもしれません。
> 
>     例えば昨日の敏先生の例は、おそらくこれらは訳として書いてあって行間注。しかし半ばそう読ませたいとの意図がもしあるなら、ルビ。
> 
>         rough でこぼこのところ
>         textbook method 教科書どおりの方法
>         as if on cue あいずでもあったかのように
 違う言語の文字列を親・子として使うという例は行間注・ルビの境界例になりそうですが、逆に特に最近は
ライトノベルで多い、例えば
https://toaru-project.com/railgun_t/
とある科学の<ruby><rb>超電磁砲<rt>レールガン</ruby>、<ruby><rb>天賦夢路<rt>ドリームランカー</ruby>編
とか、
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3554.html
<ruby><rb>液状被覆超電磁砲<rt>リキッドプルーフレールガン</ruby>
のような用例はまさしく"ルビ"の王道的な読みを示す用法なんじゃないかと思ったりもするのです。映像版で
はルビの方の通りに発話するわけですし。wikipediaの説明だと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%81%82%E3%82%8B%E9%AD%94%E8%A1%93%E3%81%AE%E7%A6%81%E6%9B%B8%E7%9B%AE%E9%8C%B2%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E
> 大半の能力名は、漢字4文字にカタカナのルビを当てた名称になっている。
のようにおそらくみなさんルビとしてとらえているんだろうなという記述になっていますし。


 閑話休題

 上記みたいなのとか、JL-TFとしては頭をひねる範疇ではないとは思いつつもそれこそ別の言語をのっけるよ
うなことを思うと、暴論とは考えるところですが、
・モノルビ (+ 簡単なグループ・熟語ルビ?)
・改行・スタイルなどなど含めてすべて親子それぞれ独自にやって、両端やはみ出しだけ何とかケリをつける
だけでもいい、という気もしてくる今日この頃。。もっとも、というよりは、モノルビは改行されることがあ
り得ない2つ目の一形態かもですが。。(行頭・末での合わせは取らないといけないとしても)
 親子それぞれ独自に、というのはltrの上にrtlを乗っけるようなことがあったときの改行規則(rtl側はrtl
のルールで改行する)やらという話です。
# あ、別に、極論をぶつけてその間に結論を落とそうとかそういう邪道な意図があるわけではなく、単純にリ
フロー前提かつ最低限ラインと思ったときのすっきりとした割り切りというか、、天動説みたいに周転円を無
限に重ねるようなのではもうどうしようもないよな、という正直な気持ちといいますか。。(わたしピュアなの
でそんな邪悪な議論誘導テクニックなんて全く所持していないんですの。。。)


# そういえば、ルビの斜体で中心線を合わせたいという処理をする場合、漢字にアルファベットが載ってたら
どーすんですかね。。(か、斜体がそもそも存在しえない言語をのっけるとか、、、無理にでも変形させろ!
という話をしそうで怖いですが。)

Received on Monday, 3 August 2020 14:08:59 UTC