Re: ルビと行間注の違い

On 2020/08/03 23:08, Atsushi Shimono (W3C Team) wrote:
>>      >> 2) ルビと行間注のどちらとも言えるものはいろいろある(たとえば人物の生没年、欧文の和訳)。両者を区別する決定的な方法はない。ただし、ルビの場合は、親文字とルビの全体を合わせるという考えがあるが、行間注の場合にはないとは言える。
>>      >> 改行が可能かという点も大きな違いの一つだと思います。
>>      >
>>      > 熟語ルビの場合は改行ありなので、私はそう思いません。
>>
>>     確かに。ですが、熟語ルビが改行可能なのはあらかじめ明示的に指定した点だけですよね。親文字が折り返したらそれに伴って対応部分が移動する。対して注は、親文字とは独立に日本語の通常の折り返し規則によって折り返すことができます。
>>
>>     その意味でも、村田さんが最初に書かれた親文字列との対応の重要性の有無がルビと行間注との違い、というのは私も深く同意するところです。
>>
>>
>> では2)は修正なしでいいですか?
>>
>>
>>     💡! 逆にそれを逆手にとって、曖昧に見えるルビと行間注の境目をある程度明確にできる可能性があるかもしれませんね。親文字列範囲との対応が重要なのがルビ(振り仮名とは限りませんが)。厳密な対応が重要でないのが行間注。依然として意図に左右されて、特に短い場合は形式で見分けることはできませんが、2) でここが違いだ、と言うことで 1) でいう「異なる」を表現できるかもしれません。
>>
>>     例えば昨日の敏先生の例は、おそらくこれらは訳として書いてあって行間注。しかし半ばそう読ませたいとの意図がもしあるなら、ルビ。
>>
>>         rough でこぼこのところ
>>         textbook method 教科書どおりの方法
>>         as if on cue あいずでもあったかのように
>  違う言語の文字列を親・子として使うという例は行間注・ルビの境界例になりそうですが、逆に特に最近は
> ライトノベルで多い、例えば
> https://toaru-project.com/railgun_t/
> とある科学の<ruby><rb>超電磁砲<rt>レールガン</ruby>、<ruby><rb>天賦夢路<rt>ドリームランカー</ruby>編
> とか、
> https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3554.html
> <ruby><rb>液状被覆超電磁砲<rt>リキッドプルーフレールガン</ruby>
> のような用例はまさしく"ルビ"の王道的な読みを示す用法なんじゃないかと思ったりもするのです。映像版で
> はルビの方の通りに発話するわけですし。wikipediaの説明だと
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%81%82%E3%82%8B%E9%AD%94%E8%A1%93%E3%81%AE%E7%A6%81%E6%9B%B8%E7%9B%AE%E9%8C%B2%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E
>> 大半の能力名は、漢字4文字にカタカナのルビを当てた名称になっている。
> のようにおそらくみなさんルビとしてとらえているんだろうなという記述になっていますし。
> 
> 
>  閑話休題
> 
>  上記みたいなのとか、JL-TFとしては頭をひねる範疇ではないとは思いつつもそれこそ別の言語をのっけるよ
> うなことを思うと、暴論とは考えるところですが、
> ・モノルビ (+ 簡単なグループ・熟語ルビ?)
> ・改行・スタイルなどなど含めてすべて親子それぞれ独自にやって、両端やはみ出しだけ何とかケリをつける
> だけでもいい、という気もしてくる今日この頃。。もっとも、というよりは、モノルビは改行されることがあ
> り得ない2つ目の一形態かもですが。。(行頭・末での合わせは取らないといけないとしても)
>  親子それぞれ独自に、というのはltrの上にrtlを乗っけるようなことがあったときの改行規則(rtl側はrtl
> のルールで改行する)やらという話です。


 あ、、一応までに補足しておきますが、、

・日本語に日本語で利用されている文字を乗っけるような利用法において、かつ、上述のようなサイケデリック
でない本来のルビであればsimple-rubyを適用すべきだと認識しております。異論はないです。

・上述の方法をとった場合、例えば、
<ruby><rb>東方から来たりし三賢人<rt>MAGI</ruby
みたいな無茶に改行したら訳が分からない状態になってしまう事例もあるというのは理解しているので、暴論で
あるという認識はあります、、はい。。。そもそもsimple-rubyに従って乗っけたとしても訳が分からんかもしれ
ないという突っ込みには反論しがたいですが。。。




# 考えれば考えるほど難しい、、、

Received on Wednesday, 5 August 2020 08:45:13 UTC