- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 12 May 2020 08:15:14 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
小林先生、ありがとうございます。CSS Segment Break Transformation Rules から話題が外れますので、タイトルを変えました。 X 0213 を範囲とされたとのこと、特に何らかの意図があって採用しない字があるというわけではないのですね。 > U+FF02, U+FF07は,JIS X 0213に含まれていますか,たしか, > いないと思いますが,というのは, ただ、これらの文字、QUOTATION MARK、APOSTROPHE、について、全角ではない版の U+0022, U+0027(これらは X 0213 に含まれています) も JLReq で扱われていません。正確に言うと欧文用文字 cl-27 に含まれますが、これは欧文用途ですから和文を囲むために使用される想定ではないでしょう。和文を囲むのにクォーテーション類が使われる場合、おそらくですが、U+0022(実際には U+FF02)が大多数を占めるでしょうから、少々気になります。そのような文字が他にないか、ちょっと網羅的に調べてみますね。 ところで、JLReq が互換エリアにある全角文字を使用せずに Unicode の文字コードを記述しているのは一つの見識かと思います。しかし文字クラスの記述がややこしくなり、また実際の使用実績と乖離しているためせっかく Unicode の文字コードが記載されているのに実際の使用時に読み替えなければならない、と言う点は再度議論しても良いのかもしれません。 > . 002E FULL STOP ピリオド プロポーショナル > . 002E FULL STOP ピリオド 横組で使用 (上の二行目でサンプル文字と、数字で示されている文字コードが違っています) 木田 # 行の分割について、WZ というソフトウェアの情報ありがとうございます。これについては別メールで > 2020/05/10 13:19、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > > 小林敏です > > とりあえず,以下の問題 > > U+FF02, U+FF07は,JIS X 0213に含まれていますか,たしか, > いないと思いますが,というのは, > > JIS X 4051の適用範囲の説明では,“JIS X 0201,JIS X 0208,JIS > X 0212,JIS X 0213 及びJIS X 0221-1に規定される図形文字を > 対象とする……”となっていますが,各文字クラスに含まれる文字に > ついては,規格書の附属書1(規定)で示しています.ですが,前 > 述の適用範囲の説明とは異なり,附属書1ではJIS X 0213との対応 > しか示していません.JLReqでも,これにならっています.その為 > だと思います.このようにした議論はあまりされなかったと記憶し > ていますが,JIS X 0213の範囲まで考えればいいだろう,といった > 程度だったと思います. > > ついでに,行の分割について > 私のメーラーは,データの保存の問題もあり,WZ(v.5)という古 > いメーラーを使用しています.このメーラーでは,設定した字数で > 自動的に改行記号が挿入されます.挿入される位置には制限はない > ようです. > > 以上です. > > 木田泰夫 さん wrote > >> 表を見ていて今更ながら気がついたのですが、一番普通に使われるかもしれない、左右を区別しないクォーテーションマーク、ASCII の範囲にある U+0022, U+0027、及びその全角版の U+FF02, U+FF07 が JLReq の文字クラスにありません。U+FF02 は JLReq の文の中にも多数使われています。 >> >> 敏先生、どうしてこれらの文字が JLReq の文字セットに無いのか、経緯はご存知ですか? > > ————————————————————— > 小林 敏(toshi) 2020年 5月10日 > e-mail: binn@k.email.ne.jp > —————————————————————
Received on Monday, 11 May 2020 23:15:31 UTC