- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Wed, 22 Apr 2020 13:14:59 +0900
- To: "Atsushi Shimono (W3C Team)" <atsushi@w3.org>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
- Message-Id: <5505D2E4-55A0-434F-9D6B-763300667143@mac.com>
Fuqiao さん、下農さん、ありがとうございます。確かに font-weight: 500 で medium 指定できますね。 残りの問題は下農さんの言われるようにプラットフォームに medium があるかどうかですね。macOS / iOS の場合は下のように多くの書体にミディアムがありますが、font-family の設定に気をつける必要があります。Windows/Office はどんな感じでしょう? 木田 ––––– macOS / iOS の場合を、自分自身への備忘録を兼ねてまとめておきます: sans-serif も serif もミディアムを得るために font-family に気をつける必要があります。 sans-serif ○ ヒラギノ角ゴシックが W0 から W9 までずらっとありますので、自由自在です。もともと雑誌用の書体で、トーンを揃えるのに適しています。 × 書籍なら游ゴシックが最適です。medium & bold の組み合わせですが、游書体は細いので他の書体の regular & demibold くらいです。太い方はミディアムの用途にはちょっと太いか。開発元には demibold = medium がありますので、これの追加バンドルが望まれます。 ○ 腰高で締まった凸版文久ゴシックも書籍用に最適です。開発元の元々の揃えである regular & demibold & extra bold(見出しゴシック)が全てあります。demibold をミディアムとして使ってください。 serif ○ 書籍なら書籍用の書体である游明朝が最適です。ウェイトは medium, demibold, extra bold との表示ですが、上に述べたように游書体は細めなので他の書体の regular, medium, extra bold くらいです。のでミディアム OK。また、仮名が古風な36ポも同じ揃えであります。 × 凸版文久明朝もリズムがあって書籍用に最適ですが、ウェイトが(開発元にも) regular, extra bold(見出し) の 2ウェイト。ミディアムがありません。凸版さーん! × 雑誌などだとヒラギノ明朝が最適ですが、W3, W6 の 2ウェイトで、これもミディアムに当たるもの(W5)がバンドルされていません。これも追加のバンドルがあるといいですね。 木田 > 2020/04/22 10:24、Atsushi Shimono (W3C Team) <atsushi@w3.org>のメール: > > >> On 2020/04/21 17:50, 田嶋淳 wrote: >> 割と上品な書籍だと見出し等にはBoldではなく、Mediumに相当するフォントを使っているケースが多いです。また、見出しにBoldが使われていた場合、本文内の一部の文字の強調にはMediumのフォントを使うことになるかと思います。現状EPUB制作ではこれらがいっしょくたにBoldになってしまうのが難しいところです。 >> 等幅欧文はどちらかというとデバイス側の内蔵フォントの問題のような気はします。例えばKindleであれば問題なくMonospaceで行けますね。 >>> 2020/04/21 17:44、木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>>のメール: >>> ミディアム、確かに指定方法がありませんね。書籍だと典型的にどのような場所で使われるんですか? > > > Mediumもデバイスが持つフォントのバリエーション問題ではないでしょうか。。 > > css-fonts-3では > https://drafts.csswg.org/css-fonts-3/#font-weight-prop >> Font formats that use a scale other than a nine-step scale should map their scale onto the CSS scale so that 400 roughly corresponds with a face that would be labeled as Regular, Book, Roman and 700 roughly matches a face that would be labeled as Bold. Or weights may be inferred from the style names, ones that correspond roughly with the scale above. The scale is relative, so a face with a larger weight value must never appear lighter. If style names are used to infer weights, care should be taken to handle variations in style names across locales. > とあり、400=Normal, 700=Boldの間に500=Mediumというのもありますが、フォントが持ってないと近い値が > ピックアップされる(正しくは[1]のc.のアルゴリズムで選択)ようになります。font-weightのbolder/lighter > で飛ぶ値が100/400/700/900となっているように、その間のMedium(500)とかを持っているフォントは実際に > はかなり少ないという現実なのではないでしょうか。 > > *1 https://drafts.csswg.org/css-fonts-3/#fontstylematchingalg > > > # 言葉足らずな放りだしをうまくフォローいただいてありがとうございますです m__m > Fuqiaoさま、いしいさま
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Received on Wednesday, 22 April 2020 04:15:17 UTC