Re: [jlreq] How we deal with glyph variations(ー〜) of KATAKANA-HIRAGANA PROLONGED SOUND MARK? (#298)

ぼくは、やはり、マンガの吹き出しの中での使い方に関心があるようで。。。
メーリングリストに投げたものの一部を、再掲しておきますね。
「びっくりした〜」的な表記は、たぶん、マンガの吹き出しに写植(ネームと言っていました)を貼って、1ページ分の凸版やオフセットのために、写真取りをして製版していたのが、一般の印刷物にも波及していったのではないか、と。
転んで、石に頭をぶつけたときとかの「◎△×?‼〜」とか。マンガ家が鉛筆で書き込んだネーム(大抵は、原稿にペン入れする前に)を、編集者がコピーして、写植屋さんにバラ打ちしておいてもらって、原稿が完成したら貼り込んでもらう。
このバラ打ちの時に、オペレーターが適当な(形が似ている)写植を文字盤から拾ってきていたわけで
40年も前の、ドラエモン時代の話。

ぼくが編集者だったころは、マンガの吹き出しは完全に写植になっていましたが、吹き出しの外側では、結構手書き文字もあってね。木田さんが大好きな、《あ+゜》みたいな字も、手書き文字から来ているような。写植での切り貼りも結構やっていました。ぼく自身も、切羽詰まってやったことがあります。原稿の仕上げが遅いマンガ家の仕事場に、バラウチした写植を持ち込んで、ネーム貼りをやったことこありましたね。
そのころ写研からもらった写植印画紙専用のハサミは、今でも愛用しています。
ガラ刷りが出て、ガラ稿で誤植を見つけると、凸版(鉛版と言っていました)に穴を開けて活字をはめ込んだり(象眼)ね。
吹き出しの仮名文字はアンチック体なのに、象眼した部分はゴチックで、ミスの修正が見え見え。

どうも、そんな過渡期の記号類の使い方が、定着してしまって、いまに至っているような。

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Received on Monday, 6 September 2021 00:54:57 UTC