- From: KobayashiToshi via GitHub <sysbot+gh@w3.org>
- Date: Mon, 06 Sep 2021 00:00:53 +0000
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全角ダーシ(EM DASH)は,英文でも使用されていますが,和文と同じですか,違うものなのですか? 和文用の全角ダーシは,文字の外枠(仮想ボディ)の枠内に設計されています.文字の外枠は全角(文字サイズの正方形)です. 字詰め方向(1つの文字から次の文字へと続く方向)は,文字枠に一杯というか,わずかにアキがあります.これが原則ですが,プロポーショナルの和文でも,たぶん同じでしょうが,プロポーショナルの和文の場合,全角の長さでは,やや長く感じられると思いますので,フォントの設計としても考えないといけないかもしれません.行送り方向(1つの行が次の行へと続く方向)は,文字の外枠の中心に配置されています.(一般的にいえば,和文フォントでは,漢字や仮名の設計は,よく検討されていますが,約物の設計では,問題を感じることがあります.) 英文の場合は,よくわかりません.そもそも全角(em)の概念に揺れがあります.字詰め方向では,だいたいは和文と同じといえるが,微妙に長さが異なるかもしれません. また,文字の外枠に対する行送り方向の位置も,ラテン文字と和文文字とでは基本的な文字の設計,つまりフォントメトリク(フォントに含まれるグリフ表現に共通する寸法情報を含む各種計量情報)が異なります.小文字中心に考えれば,ベースライとミーンラインの中心,大文字を考えれば,ベースライとキャップラインの中心となるのでしょう. 和文は和文フォント,ラテン文字はラテン文字専用のフォントを選べばよいのでしょう.ただし,和文フォントの付属書体を選んだ場合は,問題がでるかもしれません.もっとも英文のEM DASHの代わりにEN DASH(二分ダーシ)を使用する例が増えており,英文の中でEM DASHを使う例は,それほど多くないでしょう. -- GitHub Notification of comment by KobayashiToshi Please view or discuss this issue at https://github.com/w3c/jlreq/issues/298#issuecomment-913250626 using your GitHub account -- Sent via github-notify-ml as configured in https://github.com/w3c/github-notify-ml-config
Received on Monday, 6 September 2021 00:00:55 UTC