- From: Takayuki Akimoto <taka-akimoto@thoton.co.jp>
- Date: Wed, 12 Jan 2011 01:40:23 +0900
- To: MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>
- Cc: okumura@edu.mie-u.ac.jp, kojiishi@gluesoft.co.jp, public-html-ig-jp@w3.org
HTML5のルビ。 <rt>も廃止して、 <ruby reading="うずまさ">太秦</ruby> と書ければ、HTML5のポリシーに沿った、 さらに簡潔で洗練された記法になる。 過去に囚われず、未来をのほうを見つめる。 用途も日本語のふりがなだけに限定してしまう。 というのは、どうかな? -- ソトン・グローバル・コンピューティング株式会社 代表取締役 秋元貴之 taka-akimoto@thoton.co.jp www.thoton.co.jp 03-3784-1286 080-3757-5689 2011/1/11 MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>: > シンプルな仕様がアクセシブルでない(ルビ基底を削除しルビと置き換えるなどの処理がやりにくい)という > 指摘が出ているわけです。 > > いまの仕様はsimpleに見えます。しかし、XML制定当時の人達の立場からみると、markup minimizationを > やって見た目を簡単にしたに過ぎないとも言えます。その分、ルビ基底を取り出すという処理が難しくなっている > ことは事実です。markup minimizationなんかやめて、タグをちゃんと書け、そのほうが確実だというのが > XMLの考え方です。まあ、これは確かに悪い点もある(長くなるということは可読性・書きやすさを損なう) > のですが。 > > 村田 > > 2011年1月11日16:35 Takayuki Akimoto Thoton <akimoto.takayuki@gmail.com>: >> みなさん、明けましておめでとうございます。 >> >> ソトンの秋元です。 >> >> 私はSimple Ruby、 HTML WG案に賛成です。 >> >> 極力、シンプルな仕様を追求してほしいです。 >> >> 現行のrubyタグ仕様は複雑すぎる。 >> >> >> >> >> Haruhiko Okumura <okumura@edu.mie-u.ac.jp>作成: >> >>>石井様,皆様,あけましておめでとうございます。 >>> >>>私のサイトをgrepしてみましたが,二つある例のどちらも<rb>を使っています。 >>> >>>W3CのHTML5のページ >>>http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20101019/text-level-semantics.html#the-ruby-element >>>を見てみましたが,例の >>> >>><ruby>漢<rt>かん</rt>字<rt>じ </rt></ruby> >>> >>>でなぜ「じ 」と全角空白を使っているのかもよくわかりませんね。 >>>しかも表示例で親字とルビが離れすぎていますし。 >>> >>>どうすれば石井さんに加勢することができるでしょうか。 >>>できること(voteとか)があったらお教えください。 >>> >>>On 2011/01/01, at 15:13, Koji Ishii wrote: >>> >>>> 皆様、明けましておめでとうございます。 >>>> >>>> ご存知の方も多いと思いますが、Ruby Annotation[1] におけるSimple Rubyで >>>> <ruby> >>>> <rb>漢字</rb> >>>> <rt>かんじ</rt> >>>> </ruby> >>>> というタグだったものが、HTML 5[2] においては >>>> <ruby> >>>> 漢字 >>>> <rt>かんじ</rt> >>>> </ruby> >>>> と、rb タグを失くすようになっています。 >>>> >>>> これに対し、i18n reviewからオプションでいいので rb タグを許容してほしいというリクエスト[3] が上がっていますが、Editorにすでに一度Rejectされています。 >>>> >>>> HTML WG側の主張は >>>> 1. 徹底的な調査(extensive research) の結果、現実に沢山のページ(in practice many pages)が rb タグを使っていない >>>> 2. タグを付与する価値がないので、短期的に rb を削除するコストが発生したとしても、長期的にはメリットがある >>>> ということですが、i18n reviewの主張は >>>> 1. 調査すると90%以上のページが rb タグを使っている >>>> 2. XMLやXHTMLとコピーする場合など、互換性の問題が生じる >>>> と全く異なる事実を指しています。 >>>> >>>> 長期論は水かけ論になる可能性もありますが、少なくともHTML WGの言う「短期コスト」を払うのは日本の製作者であり、HTML WGの調査の「rbタグを使っていない」が我々の認識と大きく異なる以上、これをきちんと議論しないと、将来に遺恨を残すと判断し、この問題[3] をreopenしました。 >>>> >>>> 最近ボランティアでDAISY教科書などにも関与させていただいていますが、そこではvalidationが必須になっているため、HTML 5から落とされてしまうと、過去のデータをHTML 5化する時に rb タグをすべて落とさなければなりません。 >>>> >>>> また「タグを付与する価値がない」という主張に対しても、DOM/CSS/XPathでルビの親文字を指定することができなくなる、という実質的なデメリットがあると思っています。 >>>> >>>> 個人的考えにより、i18n WG/fantasaiとともにHTML WGとこの問題を議論していこうと思っていますが、皆様のご意見もいただければ幸いです。 >>>> >>>> >>>> [1] http://www.w3.org/TR/ruby/ >>>> [2] http://www.w3.org/TR/html5/text-level-semantics.html#the-ruby-element >>>> [3] http://www.w3.org/Bugs/Public/show_bug.cgi?id=10830 >>>> >>> >>> >> > > > > -- > -- > 国際大学 > 村田 真 <EB2M-MRT@asahi-net.or.jp> >
Received on Tuesday, 11 January 2011 16:40:59 UTC