- From: Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com>
- Date: Wed, 12 Jan 2011 12:07:38 +0900
- To: public-html-ig-jp@w3.org
中野です。 On 2011/01/12 1:40, Takayuki Akimoto wrote: > HTML5のルビ。 > > <rt>も廃止して、 > > <ruby reading="うずまさ">太秦</ruby> > > と書ければ、HTML5のポリシーに沿った、 > さらに簡潔で洗練された記法になる。 > > 過去に囚われず、未来をのほうを見つめる。 > > 用途も日本語のふりがなだけに限定してしまう。 > > というのは、どうかな? *個人的には* 属性値で読み仮名を指定するというのがベストのマークアップだ と思います。HTML5ではrubyの実際の表示まで定義する訳ではありませんので、 いわゆるふりがなのレイアウトが不可能に近いデバイス等では()を追加して表示 したりすることでアクセシビリティは確保できるものだと考えています(imgの代 替テキストは表示非対応なら困りますのでalt属性というのは失敗だったと思い ますが、ruby-textはアクセスを容易にするためのもので、無くてもなんとかな るものだと思います)。 むしろ、同じ内容を示すテキストが二重三重に出てくる方がアクセシビリティ 上、問題があると考えるべきではないのでしょうか。一昔前に揶揄された position: absolute;を利用したtext-shadowのようなハックを仕様で認めようと しているかのように思えて仕方ありません。 ただ、現在のwebとの互換を考えるとやはり厳しい話ではあると思います。議論 を尽くさないままに一部のWebブラウザが実装するとこういうことになるという 前例がまたできちゃったと私は思っています。 -- Masayuki Nakano <masayuki@d-toybox.com> Manager, Internationalization, Mozilla Japan.
Received on Wednesday, 12 January 2011 03:08:07 UTC