Re: 縦組と横組みについて

一條です。

秋元さん

>私のforcible-rotateは、本来の描画結果を、文字だけは回転させずに、描画領域ごと90度回転させてから、
>画面に表示するような方法なので、ウェブ制作者が既存の横組文書を縦組表示させたい場合、
>最も手軽で直感的だと私は思いますけどね。

ページ内の該当領域のレイアウトや、領域内のborder類だけを考えるならば、この方法は私も直感的で、分かりやすいなと感じるほうです。

小澤さんがML「CSS の left/right/top/bottom と縦書きの関係について」で書かれた例

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<div style="writing-mode:tb-rl; direction-mode:logical;">
<hr style="width:100%;" />
第1章 桃、上流より流れ来ること
<hr style="width:100%;" />
昔々あるところに・・・
</div>
----------------------------------------------------------

も、表示結果を、
例えば見えた通りの方向に紙で書き起こしたとして、
それを90度右に回転(回転の中心は紙の右下にで考えています)したら、
文字の表示方向は別として、中にある要素の表示がどう見えるかを確認すればいいので、
個人的意見では分かりやすいです。
(もちろんグラフィックツールでデザイン、回転しても簡単に確認できると思っています。)


制作中に「ウィンドウの上の方向に配置」といような、物理的に「上」を示すような言葉を出して
作業することもあるわけですから、「上下左右」が書き方向で変わるあたりは、対応している内容に応じて
頭で常に変換しているようなものです。
(慣れれば一瞬の変換になるとは思っておりますが)


>>* 「45度」などが指定されたらどうするかを規定しなければならない
>実装に関しては、とりあえず90度単位で指定ができれば、問題ないでしょう。

90度単位で指定、というのは90度単位以外の数値がされた時は無視される、というようなことだと思ったのですが、
これにたいしても、指定値が数値というより、キーワード的なものと考えれば違和感は特に感じません。


ただ、”角度”で進めた場合に、
領域内にある文字の表示に関するプロパティを扱う時には分かりにくくなるような気がしています。
制作作業時の考えの流れと一致せずに苦労することもあるのでは、という想像です。

縦書きのデザインで出す、という作業の時、頭の中では

1) 文字の流れを縦書きにする
	↓
2) 縦書き指定でテキストの流れが変わるので、テキスト周りの指定で変える部分が変える
	↓
3) 周りの領域とのレイアウト調整が必要な部分は変える

というような考えで作業をするような気がしています。
出発点が「文字の流れを変える」なので、そちらに連動しているほうが利用時にどう設定するかが分かりやすいそう
という想像をしています。

縦書きで変わる(変える)必要があるプロパティ群についての理解が不足しているので、
具体的にどうというところで、と上げられない状態です。
すみません。

多分に

村田さんがML「CSS の left/right/top/bottom と縦書きの関係について」の最初に書かれた、

>縦書きの影響がCSSのどこに及ぶかを体系的に検討することから
>始めるのがよいと私は考えています。

のように、

・ 縦書きにするとどんなプロパティに影響があるか
=> 制作する側としては縦書きにする場合、どのプロパティに気をつければ、縦書きとして最適表示になるだろうか?

を考えないと、やはり判断がつかなさそうです。


想像レベルのコメントで申し訳ないです。


2010年7月13日23:24 Takayuki Akimoto <akimoto.takayuki@gmail.com>:
> 石井さん、
>
> >* フローと切り離されるため、フローを切り替えるたびに指定しなければならない
> >* フローとの関係を製作者が覚えなければならない(縦書きは90度、bi-diは左右反転、など)
>
> 私のforcible-rotateは、本来の描画結果を、文字だけは回転させずに、描画領域ごと90度回転させてから、
> 画面に表示するような方法なので、ウェブ制作者が既存の横組文書を縦組表示させたい場合、
> 最も手軽で直感的だと私は思いますけどね。
>
> >* 「45度」などが指定されたらどうするかを規定しなければならない
>
> 実装に関しては、とりあえず90度単位で指定ができれば、問題ないでしょう。
>
> thoton global computing 秋元
> taka-akimoto@thoton.co.jp
>
>
>
>
>
>
>
> 2010年7月13日22:27 MURATA Makoto (FAMILY Given) <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>:
>> 藤島さん、
>>
>>> * そもそも縦組と横組みを自由に切り替える文化なんてありえません。
>>
>> 根拠がないと思います。
>>
>>> * 縦組は縦組であって、横組みは横組みなので、読者が任意に縦書きにして読んだり、
>>>横書きに組んで読んだりする習慣はありません。
>>
>> 紙のときは当然ありませんが、電子書籍ならそういう習慣はすでに存在していま
>> す。青空文庫のビューワなら、縦横切り替えできるのが当たり前だし、ボイジャー
>> のもできますね。
>>
>>> * 偶々電子的に扱えるため、縦組と横組みとが恰も自由に変換できるように錯覚していますが、
>>>それを売りにしたり(かどうか不確かですが)、電子書籍の特徴であるかのよ
>>>うに流布しているだけです。
>>
>> 横しかできない実装は将来とも多いでしょう。縦から横へのフォールバックがで
>> きるようにしておかないと、結局、縦は怖くて使えないということになる危険性
>> もあります。
>>
>>
>> --
>> 村田 真 <EB2M-MRT@asahi-net.or.jp>
>>
>>
>>
>
>



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Miwako Ichijo(usa132006@gmail.com)

Received on Wednesday, 14 July 2010 06:34:37 UTC