- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Wed, 22 Jan 2020 23:19:51 +0900
- To: Makoto MURATA <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>
- Cc: JLReq TF <public-jlreq-admin@w3.org>
- Message-Id: <13FD94EE-D9B0-489A-A6D6-970607264103@mac.com>
これは自動化を想定していない機能・規則の良い例の一つですね。 日本語組版の要件的にどうかは敏先生にお願いして、私はちょっと脱線: 送っていただいたリンクの例 <https://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000173306>はカオスですね。語の意味をルビの方法を使って通常のルビのように右側に示しているのですが、当然意味の説明は語よりもずっと長くなるので、対象となる語の範囲を示すために傍線が引いてあります。本来のルビも通常は右側につけてあります。 しかし意味の説明が付けてある語に本来のルビを付けたい場合や、他の語の意味の説明がルビを付けたい語まで伸びてきてしまっている場合には、ルビを左側に逃しています①②。左側に逃げることができない場合、ルビを意味の説明と同じ右側に戻し、両者を続けて示しています③。つまり本来のルビは右に行ったり左に行ったり。左側は統一的な意味で使われているわけではなく、避難場所のようです。 また、最後の③の例では、ルビの方法で表示されている意味の説明にさらにルビがついていますが、これはあり? 木田 > 2020/01/22 20:14、MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>のメール: > > 皆さん、 > > 両側ルビのときの行間について質問します。 > > JLREQでは両側ルビのことはあまり書いてありませんが、 > JISX4051:2004 日本語文書の組版方法には詳しい規定が > あります。しかし、 JIS X4051 でも行間のことは書かれてい > ません。 > > 両側ルビを使うとなると、上(右)側ルビと下(左)側 > ルビが一つの行に現れるという事態が考えられます。そういう > 最悪の事態を避けるよう、いままでは編集者や印刷会社 > が手をかけていたのだと私は理解しています。以下の例 > も、そう見えます。 > > https://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000173306 <https://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000173306> > > しかし、リフロー環境ではこんなことは出来ません。両側ルビ > を使えば、行間に二つのルビを入れるという事態は当然の > ように起こります。 > > Firefoxの実装では、両側ルビが入ると行間が思いっきり > 開きます。上 (右)側ルビの領域と下(左)側 ルビの領域 > をあらかじめ確保しているようです。 そうすれば、 > ふたつのルビが衝突することはありません。 > > さて、これは日本語組版の要件から見てどうでしょう? > > <image.png> > > 慶應義塾大学 > 村田 真
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Received on Wednesday, 22 January 2020 14:20:03 UTC