RE: 縦組で化学式を組んだ例

> ですので,この問題はjlreq-dでは触れないというか,上付き,下付きは縦組では横倒しするか,可能なら,縦中横にするということだけを触れるだけにしたいと思いますし,現在も,そうなっている.

賛成します。
横倒しにすれば、横組みでできることは、ほぼ何でも縦組みにできますから。
縦中横は制約が多いですが、やる必要があり、また可能であれば、やればいいと思います。

また、縦中横の行頭と行末揃えの位置は、その縦中横の対象となる文字の中で最大の文字サイズの全角を、その縦中横を含む縦組みの行と中央揃えにした時の左辺を行頭とし、右辺を行末として、その位置に揃えることになると考えます。(ただし、上付き文字や下付き文字は、基準となる文字サイズに対して指定されるものであって、実際のグリフの大きさが半分になっても、その基準となる文字のサイズが変化したわけではないので、上付き・下付きグリフの実際の大きさは、ここでの文字サイズには影響を与えない、と考えるのが良いと思います)。

縦中横をこのように利用しても、化学式や数式に要求されるすべての上付き・下付き文字を縦組みで組めるわけではありません(前後との衝突があり得ないわけではない)。ですので、やはり、その場合には、90度回転して横倒しにする。あるいは、そもそもそういうものが出てくる文章は横組みにする、ことが推奨されると思います。

山本

Received on Wednesday, 8 October 2025 05:27:17 UTC