- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 07 Oct 2025 12:43:50 +0900
- To: "Atsushi Shimono (W3C Team)" <atsushi@w3.org>, public-i18n-japanese@w3.org
Atsushi Shimono 様 みなさま 小林 敏 です. "Atsushi Shimono (W3C Team)" さんwrote > shimonoです > > すみません、横から1点だけ、、 > >On 2025/10/06 12:24, Kobayashi Toshi wrote: >> 化学式の例は,文字サイズを小さくして縦中横で処理しているのかと思います.いずれにしても化学式を縦組で組む場合,下付きはよいとして,上付きはどうするんだろう. > >(上付きは化学式では電離状態なので縦書きの文章まで来るとほぼ出てこないんじゃ >ないでしょうか、、あと判別はつくとは思います・・・) うーん,おもしろい指摘です.というのは,縦組にするかどうかという判断は,印刷物とデジタルテキストでは同じか,異なるかということを考えないといけないということです. その前に,化学式ではイオンを表す際につくが,たしか縦組では出てくる例は少ないと思いますが,元素記号の添え字は,右上・右下・左上・左下がある. ところで,ここでの問題は,化学式といことに限定された問題でなく,ラテン文字やアラビア数字に添え字がつく場合も含みます.これまでは,そもそも数式,ラテン文字を使用した単位記号などは,そもそも縦組にはしなかった. デジタルテキストでは,添え字のあるテキストは,そもそも縦組にはしないとは思うが,そうとばかりいえないのではと思うのです.なぜなら,このように縦組か横組がどちらか1つに決めないといけない,そうした上での判断でした.こうした事情のもとでは,経済学などの特別な場合以外は,数式を含む場合は横組にしていた.デジタルテキストでは,そうした事情とは異なってきていると思うし,これまでの常識では判断はできないと思うのです.つまり,縦組にするか横組にするかは,確定した事項ではなく,ある種のあいまいさをもっているようになったと思うのです. そうした事情を考えれば,一般化して考えないといけない,であるならば,縦中横で処理できる場合を除いて,文字の後ろに文字サイズを小さくして,寄せる方法は,そもそも無理があるので,そうなら,いっそ横倒しにしたら,ということです.
Received on Tuesday, 7 October 2025 03:48:28 UTC