- From: Taku Yamaguchi <study.yamahige@gmail.com>
- Date: Mon, 15 Sep 2025 11:42:04 +0900
- To: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Cc: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, "tajima@sanyosha.co.jp" <tajima@sanyosha.co.jp>, Urayama <urara@peace.ocn.ne.jp>
悩ましいと感じるのは、次の2つから、「合字のローマ数字を積極的に使うべし」と判断する人がいるのでは?というところです: - この章が縦組みを説明するもので、かつ短いラテン文字の正立を推してる - Unicodeに「縦中横のために合字のローマ数字がある」と書いてある 英語版Wikipediaにも次のようにあります: > One justification for the existence of pre-combined numbers is to facilitate the setting of multiple-letter numbers (such as VIII) on a single horizontal line in Asian vertical text. https://en.wikipedia.org/wiki/Roman_numerals#Unicode (英語で"One justification"というのは、「これしか理由がない」というニュアンスでしょうか、「理由の一つ」といった軽いニュアンスでしょうか。) また、Unicodeには「縦組みのときに正立させるため」とあるのに、横組でも広く使われてるところも悩ましいです。 和文は、なぜ横組でも合字の「Ⅲ」を好むのか? 横組でも合字の"Ⅲ"を使いたくなる理由には、この前検討した和欧間アキも関係してるかもしれません。 ワープロはラテン文字の"I"を欧文として、合字の"Ⅲ"を和文として扱うでしょう。 「数III」の「数」と「III」との間がくっつき過ぎと思って合字の「Ⅲ」にする人が多いのかも。 とはいえ、では、「数IIB」の「II」を合字にしたら「B」はラテン文字で「数ⅡB」にするのか?、それとも和文(全角)で「数ⅡB」にするのか?合字の「IIB」が欲しいのでしょうか? 話がややこしくなるのも、悩ましいところです。 2025年9月14日(日) 18:43 Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>: > > Taro Yamamoto 様 > > 小林 敏 です. > > Taro Yamamoto さんwrote > > >コメントします。 > > >U+2160–U+2183の文字は、「時計数字」ではなく「ローマ数字」(Roman Numerals)です。そのため、時計数字の合字の「IIII」は含まれません。 > > 厳密にいえば,合字の“IIII”が含まれていないから時計数字といわないということになるもしれませんが,…,または,広い意味で時計数字はラテン文字を使用して数字を表しているわけですので,ローマ数字といえるでしょう.ただ,慣習としては,ラテン文字を組わせたローマ数字と区別するためにⅣであっても,時計数字とよんでいた. > > なんとよぼうが,いずれにしても,ラテン文字を組わせたローマ数字と合字のローマ数字の区別は,全角か半角(又はプロポーショナル)かという区別とは別レベルであり,その区別をどうつけるかは必要に思います.
Received on Monday, 15 September 2025 02:42:31 UTC