- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Tue, 30 Jul 2024 11:29:47 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, 木田泰夫 <kida@mac.com>, Nat McCully <nmccully@adobe.com>
- Cc: JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
Taro Yamamoto 様 みなさま 小林 敏 です. Taro Yamamoto さんwrote >ラテン文字のデザイナーが設定した値がフォント中にない場合には、Cap. heightの1/2の位置と和文の全角の中心の位置を揃えるのが、次善の方法ではないでしょうか。 私もそう思います.ラテン文字との組合せは,小文字の使用も多いが,大文字だけというケースは,かなり多いと思っています. なお,二分ダーシは,Cap. heightの1/2の位置,ハイフンはx-はheightの1/2の位置が多いが,この理解でいいですか. 二分ダーシの,Cap. heightの1/2の位置は,アラビア数字(ノンライニング(オールドスタイル)でない並び線のそろっているライニング)の場合は合理性がある.ハイフンは,小文字が主と考えれば合理性があるように思います. >残念ながら、現在のフォントは縦用の欧文グリフ('vrt2'テーブルで参照可能)を持っていないか、持っていても使うアプリケーションが少ないため、フォント側でコントロールする方法が事実上存在しません。アプリケーション側で調整することになると思います。(制約はありますがInDesignでは、この目的で合成フォントを使うことは可能です)。 ところで,今のアプリケーション(Webのブラウザを含めて)は,行送り方向の位置の設定について,どの程度の能力を持っているのでしょうかね.もっとも,和文の4とラテン文字の5があればよいという考え方も成り立つが.(InDesignは,ほぼ問題なく設定できると思うが,最近はInDesignを使用する機会がないので設定は,だいぶ忘れてしまった.) 和文で考えれば,以下が必要になる. 1 和文のボディの行送り方向の中心をそろえる 2 和文のボディの行送り方向の先端をそろえる 3 和文のボディの行送り方向の末尾をそろえる 4 和文の絶対的又は相対的な値で,行送り方向の位置を移動する 和文とラテン文字の組合せでは,以下が必要になると思われる. 1 和文のボディの行送り方向の中心とAscenderとDescenderの中心とをそろえる 2 和文のボディの行送り方向の中心とCap Heightの中心とをそろえる 3 和文のボディの行送り方向の中心とx-heightの中心とをそろえる 4 和文のボディの行送り方向の下端とベースラインとをそろえる 5 和文のボディにベースラインが設定されていれば,ラテン文字のベースラインとをそろえる 6 絶対的又は相対的な値で,行送り方向の位置を移動する Wordでは,昔は,中心,上端,下端が設定できたと思うが,今は,以下の設定しかできないようだ. - 標準 - 上げる……上げる量を数値設定.数値は0.5ptきざみで指定できる - 下げる……下げる量を数値設定.数値は0.5ptきざみで指定できる
Received on Tuesday, 30 July 2024 02:30:59 UTC