- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Mon, 08 Jul 2024 12:53:09 +0900
- To: Taro Yamamoto <tyamamot@adobe.com>, 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Cc: "public-i18n-japanese@w3.org" <public-i18n-japanese@w3.org>
山本 様 小林 敏 です. いくつか質問がありますので,よろしくお願いいたします.. Taro Yamamoto さんwrote > ただし、プロポーショナルの文字にしてしまって、それがデフォルトになったら困るのです。あくまでデフォルトは等幅の文字で、プロポーショナルにする必要のあるときだけ、プロポーショナルにできないと困るのです。そのために、全角のボディとプロポーショナルのボディとの差分(offset)の情報を持たせるために考案されたのが、’palt’/’vpal’です。上の例に’vpal’を適用すると次のようになります。 ということは,’palt’/’vpal’の場合の字形は,全角等幅文字の字形と同じですか? 次に“全角のボディとプロポーショナルのボディとの差分(offset)”とは,どのような値なんですか.字形に対する原点の位置を定め,それに字幅情報を与えたものですか? それとも,’palt’(横組)を例にすると,全角の字幅に対し,左側のマイナスの値と,右側のマイナスの値を与えるのか,それとも全角の字幅に対し,両側に共通するマイナスの値を与えているのか? それとも,字形の囲む矩形に対し,左右のサイドベアリングの値を与えているのか? いずれも結論はほぼ同じですが,微妙に字間に影響してくると思います. >欧文の場合と同様、プロポーショナルにしただけでは改善できない、個別の文字間の空間の不均等には、欧文と同様に’kern’/’vkrn’を用いることができます。 この意味が,よくわからないのですが.文字の組合せに応じたカーニングテーブルを利用するということですか. 和文のカーニングテーブルが準備されているのですか? それとも別の処理ですか? > 「ア」と「メ」との間隔の不均等が’vpal’でも解消できなかったので、左側の例では’vpal’を使っています。このように、和文における’palt’/’vpal’の使用と、’kern’/’vkrn’との使用とは、効率的に和文の詰め組を実現するために考案され、OpenTypeフォントで実装されてきました。 ’vpal’と’vkrn’とは,同時に選択できるのですか? そうすると,’vpal’だけの場合,’vkrn’だけの場合,’vpal’+’vkrn’の場合では,どんな違いがあるのですか? それから,木田さんのメールのあった,以下の件ですが, > 2. 全角幅が基本であるフォントにおいて、プロポーショナルに作られた代替グリフを使う機能をスタイルで指定する(pwid, pknaのこと) こうしたフォントは作成されていて,利用できるのですか?
Received on Monday, 8 July 2024 03:54:40 UTC