- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Fri, 5 Jul 2024 20:22:24 -0700
- To: Toshi Kobayashi <binn@k.email.ne.jp>
- Cc: public-i18n-japanese@w3.org
敏先生、 全体的な書き方に関するコメントです。 1. デジタルの組版を、デジタルしか知らない人に向けて、金属活字や写真植字やJLReqとの対比でない書き方で、記述したいと思っています。今から15年、20年先の読者を考えると、対比はもはや意味をなさなくなって行くと考えるからです。 部分によっては、現在なぜそうなっているかを理解するための背景知識として有用な場合もあるかと思います。その場合でも、まずあくまでもデジタルありきで記述し、背景知識として、前の技術を補足的に説明するのはどうでしょう。 また、JLReqとの違いについては、それらはどこかにまとめてあると有用だと思いますので、専用の章か節を作るのはどうでしょう。 2. 用語に、英語、特にCSSの記述に使われている言葉がある場合、それを添えて書いていただけると助かります。例えば少々ズレがあるかもしれませんが、「アキ組みと詰め組(均等詰め)」は「レタースペーシング」や「トラッキング」、「詰め組(字面詰め)」は「カーニング」でしょうか。日本語の用語と英語の用語で意味がずれている場合には、組版規則を記述する上で不自然にならないなら、ですが、英語の用語をベースに記述できればと思います。「行頭禁則」と英語にもあるコンセプトである「分離禁止」もその例かもしれません。こうしたい理由は、英語で理解するバリアを減らしたいからです。 意味の同じ用語の場合には、英語版では英語の用語をそのまま使えます。日本語版では、むしろ英語での用語に慣れている人もいますから、両方を書くことでわかりやすくなるかもしれません。 相当する単語がない場合は、英語版においてその用語を作る必要があります。JLReq当時の「ルビ」がその例でしょう。 木田 > 2024/07/03 20:06、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール: > > 木田泰夫 様 > みなさま > > 小林 敏 です. > > 以下を掲載いたしました.ご検討ください. > > “3 行の組版処理”のドラフト > https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/3_%E8%A1%8C%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%89%88%E5%87%A6%E7%90%86.md > > “4 ルビの組版処理”のドラフト > https://github.com/w3c/jlreq-d/blob/gh-pages/drafts/4_%E3%83%AB%E3%83%93%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%89%88%E5%87%A6%E7%90%86.md > > 山本さま > > “3 行の組版処理”の“3.3.3 大きな文字サイズの字間処理”ですが,以前にお送りいただいた山本さんのメールの原稿内容を基本的に取り入れていますが,勝手ながら,テキストはかなり変えています.必要があれば,直していただいて結構です. >
Received on Saturday, 6 July 2024 03:22:40 UTC