- From: Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>
- Date: Wed, 12 Jun 2024 16:07:42 +0900
- To: 小林龍生 <tlk@kobysh.com>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
小林龍生 様 みなさま 小林 敏 です. 小林龍生 さんwrote >昨日のJIS X 0213を巡る議論に関連して。 >まだドラフト段階ですが、CITPCの会長ブログのために書いているアーティクル。ぼく的には、死ぬまでに一度は書いておかなければ、と思っていること。それぞれに、立場の違いはおありでしょうが、叩いていただければ幸い。因みに、この前段階の字体と字形を巡るアーティクルもアップしてあります。 >https://moji.or.jp/about/tatsuoblog/ >二つの文字集合があったとき、それぞれの文字集合は、互いに共約/通約不可能である。 文字集合として,汎用電子コレクションと文字情報基盤コレクション,JIS X 0208とJIS X 0213が互いに共約/通約不可能であるという説明は,よくわかりました. そのうえで,いくつか質問があるのですが, まず,“常用漢字表”,“JIS X 0208”及び“JIS X 0213”という文字集合は,漢字部分についていえば,漢字の字種の集合ですか,それとも漢字の字体の集合と考えた方がよいですか,そうではない別のもと考えた方がよいと思いますか? “常用漢字表”は,その前身の“当用漢字表”や“当用漢字字体表”を考えると,漢字の字体の集合と考えた方がよいと思いますが,ただ,“常用漢字表”は,1字種につき,標準(正体)の1字体だけを掲げている,ということかと思います(表で括弧内に示した字体は除外します). もし,“JIS X 0208”及び“JIS X 0213”が漢字の字体を示した文字集合とすると,漢字の字体の捉え方が異なっていると考えてよいのでしょうか? また,“常用漢字表”と“JIS X 0213”でも,漢字の字体の捉え方,または,その示し方が異なっていると考えてよいのでしょうか? *もっとも,筆写の楷書字形と印刷文字字形の説明を含めると,だいぶ近づいてくるとは思いますが,ただ,ここでは筆写の楷書字形は,こうしてよい,という説明だと思います. もし,そうであるならば,“常用漢字表”と“JIS X 0213”でも,漢字の字体の捉え方なり,その示し方が,なぜ一致できなかったのか,ともいえそうですが,そう考えてよいですか? (歴史的な経過を無視した,ちょっと,いいすぎの質問ですが)もし,上の質問がyesなら,なぜそれができなかったのですか? 次に,こうした問題と,UCSのAnnex Aとは,どうつながってくるのでしょうか? その説明がほしい.
Received on Wednesday, 12 June 2024 07:09:44 UTC