- From: 木田泰夫 <kida@mac.com>
- Date: Tue, 9 Apr 2024 22:41:25 +0900
- To: tajima@sanyosha.co.jp
- Cc: Makoto MURATA <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>, JLReq TF 日本語 <public-i18n-japanese@w3.org>
- Message-Id: <F91CF519-74AD-40A3-8C9C-4DA203E91DAF@mac.com>
従来の手法だとこの手のものは辞書に入れておきます。ただ、一般的な漢文訓読を目標とせず、日本語の中に出てくる単語やフレーズに絞っても、全てを網羅するのは無理でしょうね。 とすると、AIなどの手法で一般的な漢文訓読を実現してしまうのが早いのかもしれません。漢文は今でこそ(私の生活では)ほとんどお目にかかりませんが、日本語にとって重要な歴史の一つですから、無視するわけにも行かず。 英語の中にたまに出てくるラテン語をちゃんと読んで、と言うようなもんなんでしょうけれど、ラテン語はスペル通りに読めば大体良いからなあ。日本語って難しい😢…… 木田 > 2024/04/09 16:16、tajima@sanyosha.co.jpのメール: > > みなさま > > 普通には読めない漢字の読みの例として、明治期以前の文書などで出てくる和文に混じった漢文(漢文訓読体)の戻り読みがあるかなと思っています。わかりやすいところだと地名の「不忍池」の「しのばず」のようなものです(参考:http://negadaikon.jp/learningguide/howtoread/)。これはルビをつけるにしてもグループルビにならざるを得ないはずです。読み上げにはAI等で事前にインデックスを作っておく必要はありそうです。 > >> 2024/04/09 14:52、MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>のメール: >> >> >> >> 2024年4月9日(火) 10:03 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>>: >>> なるほど、詳細読み、思い出しました。ありがとうございます。 >>> >>> 詳細読みまで行かなくても、例えば「私立」は会話に出てきたら「わたくしりつ」と言うことが多いかと思いますし、また「七月」を言うときに「一月」との混同を避けるために必ずしも正しくはない「なながつ」を使うことがあるなど、会話での工夫ってありますよね。そういう、普通の人の日常にも役にたつ賢い読み上げ。昨今のAI技術を使えば十分可能そうですね。 >>> >> >> これは面白いですね。いま、詳細読みは、意味が取れないときの最後の手段として用いられています。一文字ずつ確認していくので、とても時間がかかるので、最後の手段なわけです。最初から、賢い読み上げをすれば時間が大幅に省けるはずですね。 >> >> 村田 真 >> >>> 木田 >>> >>>> 2024/04/09 9:52、MURATA Makoto <eb2m-mrt@asahi-net.or.jp <mailto:eb2m-mrt@asahi-net.or.jp>>のメール: >>>> >>>> 木田さん、 >>>> >>>> 詳細読みというのがあります。一文字ずつ読んでいきますし、どの字か正確に解るように読みます。市道だったら、しやくしょのしとか読むはずです。あるいは偏が何で旁が何だとか。詳細読み用の辞書もいくつか公開されているはずです。 >>>> >>>> DAISY教科書での詳細読みは見たことがありません。音訓表に拘束されるし、読み仮名以外ルビはみなパーレンにするからでしょう。 >>>> >>>> Regards, >>>> Makoto >>>> >>>> >>>> 2024年4月9日(火) 午前9:34 木田泰夫 <kida@mac.com <mailto:kida@mac.com>>: >>>>> 村田さん、 >>>>> >>>>> 今日ニュースを読んでいたら、タイトルのような文がありました。同音異義語はたくさんありますが、この例は意味の中心にそのような熟語が二つ並ぶ珍しい例かと。こんな場合って、daisy教科書などではどうされるんですか? >>>>> >>>>> 「花見小路は市道だが、一本入った狭い脇道は大半が私道。」 >>>>> >>>>> 代替の読みを示すルビの登場ですかね。「私道」に対して「わたくしのみち」みたいな。 >>>>> >>>>> 木田 >>> >> >> >> -- >> Regards, >> Makoto >
Received on Tuesday, 9 April 2024 13:41:44 UTC