Re: 全角の定義の再提案

敏先生、

> MS P 明朝とMS P ゴシックのU+3000の字幅は同じです.MS明朝又はMSゴシックとは字幅が違います.


読み間違えていました。ありがとうございます。MS P 明朝・ゴシックの全角空白 U+3000 は正方形よりも狭いんですね。

AXIS Font Condensed の字幅について Type Project の鈴木さまからの返答がありました。
> 『AXIS Font コンデンスは、日本語組版では仮名がメインだという認識により、全角空白、全角約物を仮名幅としています』


とのこと。漢字幅よりも狭く全角空白を作られたようです。

> U+3000は文字みたいなものですので,字幅をプロポーショナルにできても,書式で全角下ガリ(Wordでは1字下ガリ)という場合は,文字サイズになる.プロポーショナルでは,書式の全角というのは,プロポーショナルでは基準のとりようがなく,文字サイズとするしかなかったのでしょう.
…
> ですから,MS P 明朝やMS P ゴシックで改行行頭の字下げをする場合,U+3000を使う場合と書式で設定する場合では異なってくる.


このような書体の場合、段落行頭の字下げの大きさはどうあるべきなんでしょう。

漢字と仮名が同じ幅の場合、新聞の誌面イメージを見ると字下げは文字一字分ですね。とすると長体でも同様でしょうか。とすると、再定義案での「全角アキ」で良いわけで、現在の JLReq の説明そのままが通用します。

AXIS Condensed のように漢字と仮名の幅が異なる場合、Type Project さんのコメントにある全角空白のデザインの意図を考えると、適切な字下げはこのフォントの仮名の幅と考えられたのかもしれません。この幅は、再定義案の「全角アキ=漢字の幅」とは違います。

仮名がプロポーショナルな MS P の場合も、全角空白は漢字に合わせずより狭く、つまり仮名の幅側にしていますね。

極端なアイディアかもしれませんが、いっそのこと、全角空白の幅 = 全角とする? 不都合がありますかね。

木田

> 2023/10/24 15:26、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
> 
> KidaYasuo 様
> 
>  小林 敏 です.
> 
>  KidaYasuo さんwrote
> 
>> MS P 明朝とゴシックで U+3000 の幅が異なるんですね。どんな考えでそうしたのか、作った人に聞いてみたいですね。
> 
> MS P 明朝とMS P ゴシックのU+3000の字幅は同じです.MS明朝又はMSゴシックとは字幅が違います.
> 
> 思いついて,MS P 明朝とMS P ゴシックで字下げの指定はどうなるか,調べてみました.書式での字下げの指定では,文字サイズが基準です.12ポの場合,全角下ガリ(1字下ガリ)は12ポです.
> 
> U+3000は文字みたいなものですので,字幅をプロポーショナルにできても,書式で全角下ガリ(Wordでは1字下ガリ)という場合は,文字サイズになる.プロポーショナルでは,書式の全角というのは,プロポーショナルでは基準のとりようがなく,文字サイズとするしかなかったのでしょう.
> 
> ですから,MS P 明朝やMS P ゴシックで改行行頭の字下げをする場合,U+3000を使う場合と書式で設定する場合では異なってくる.
> 

Received on Tuesday, 24 October 2023 07:29:02 UTC