Re: 全角の定義の再提案

木田泰夫 様
みなさま

 小林 敏 です.

 木田泰夫 さんwrote

>  * 同様に「行送り方向の文字の幅」を、そこで使用しているフォントの漢字の行 送り方向の幅,フォントに漢字のない場合には仮名の行送り方向の幅として定義する

これも前のメールに書いたように,いらないんではないかな.

行送り方向について,全角とか二分などといった言い方はします.しかし,字詰め方向の全角を相対化したので,行送り方向については,全角や二分という言い方はやめた方がよい,と思います.行送り方向か,字詰め方向か,どっちのサイズが基準かあいまいになるからです.

そして,行送り方向について,つまり行間について,行送り方向の文字の外枠の大きさを基準として説明することは,ありますが,字詰め方向は,はるかに少ない.そして行送り方向について全角とか二分といわないなら,基準も不必要になる.ちょっとくどいが,“そこに使用されている文字について,行送り方向の文字の外枠のサイズ”といえばよい.ただ,ちょっとあいまいといえばあいまいであるが.ただし,その厳密さの要求は,字間に比べると,行間は,はるかにあいまいでよい.

ここまで考えてくると,字詰め方向についても,全角,二分,四分という用語も使用しない,という方法も考えられるが,やっぱり全角,二分,四分という用語は便利なので,もしすこし,その定義をどうするか,ねばりましょう.

 木田泰夫 さんwrote

>また、jlreq-d 上では「フォント」とは、単一の名前のついたフォントだけではなく、CSSの@font-faceで定義されたもの、OS が同様に構成するもの、InDesign上で定義できるもの、なども含めパラグラフに統一的に適用されるものを「フォント」と考えれば良いかと。

これは,考えなくていいと思う.つまり,文字クラスごとにフォントを指定するものだと思いうが,その方法ではなく,“span”ダグで名前をつけてフォントを指定しても実現できる.であるならば,フォントごとに,全角の意味が実現できた方がよいし,それがいいいのではないかと私は思うのですが,どうでしょうか?

Received on Friday, 20 October 2023 23:29:13 UTC