Re: 全角の定義の再提案



> 2023/10/18 9:42、Kobayashi Toshi <binn@k.email.ne.jp>のメール:
>>> ic-height ねえ,これはつまり文字サイズ,旧の全角
>> とは限らないと思います。横長の書体を横組する場合、文字サイズは字送り方向の大きさと一致しますが、それと直角方向の大きさはより小さくなります。(木田:ここ図がないと訳がわからないので若干補足しました)
> 横組ばかりで考えれば,私の考えでいいと思うが,縦と横を考えると,そうはならないようだ.となると, ic-width も“新全角”と同じにならないかもしれない.

はい。新全角とic / ic-width は常に同一ですよね。両方とも定義は字送り方向のサイズですので同じものと言えます。

ic-height はそれと直角方向(行送り方向)のサイズですので新全角とは異なります。(もちろん、文字がたまたま正方形なら、新全角はたまたま ic-height と同じ大きさになりますが、本来全く別個の定義を持ちます)

> ただ,以下は言える.文字を変形した場合,または変形してデザインした場合,その文字の天地か左右の一方は,文字サイズになっているはずである.そうでなければ,文字サイズとの関係は切れてしまう.ただ,どちらの方向に文字サイズが実現されるかは,変形の仕方による.(新しい全角の定義では,それがどこかは言っていない.どちらか一方が文字サイズになる,としかいっていない.実際の状況を考えれば,どこの方向が文字サイズかは,まあ判断できると思う.)

はい。旧全角、文字サイズはどちらかの方向と等しくはなりますが、用語としては関係させない方が良いと思います。

> そして,正立した文字の天地か,左右かという言い方と,字詰め方向,行送り方向という言い方は,縦と横がある日本語組版では,どちらでいっても問題が出る.

常に論理単位、つまり「字詰め方向」「字幅」「行送り方向」の用語を使うのはどうでしょう?

> というように思うので,ここは,あまり深入りしない方がいいように思う.つまり何もいわない.

用語の定義を明確にしておかないと、記述に多くの暗黙の前提が入って来てしまうので避けたいところなのですが。

ic / ic-width=新全角として、それと直角方向のサイズは ic-height の用語をそのまま使うのではどうでしょう?

木田

Received on Wednesday, 18 October 2023 00:57:36 UTC